GACKTと二階堂ふみが、11月23日に都内で開催された映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」の公開初日舞台あいさつに出席。加藤諒、益若つばさ、堀田真由、くっきー!(野性爆弾)、高橋メアリージュン、川崎麻世、藤原紀香、武内英樹監督と共に、初日を迎えた感想を語った。
同作は、魔夜峰央(まやみねお)の原作「このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉」の実写映画化第2弾。武内監督がメガホンをとり、前作に引き続き麻実麗役のGACKT、壇ノ浦百美役の二階堂がW主演を務める。そして、今作では埼玉を飛び出し日本全土を巻き込む天下分け目の“東西ディスり対決”が繰り広げられる。
公開前日、武内監督から「埼玉は今おかしなことになっているんだよ」と聞いたというGACKTは、「『映画館一つで何回まわし(上映数)をしていると思う?』と聞かれて、朝9時からだとして…と数えていたんですけど、僕が言った数字をはるかに超える『20回まわし』と、ちょっとおかしなことに…」と話すと、登壇者と観客から驚きの声が。
続けてGACKTが「『滋賀はもっとおかしなことになっていて、23回まわしで』って…」と言うと、さらに大きな歓声が会場を包み、“滋賀県勢”の堀田やくっきー!らは「よっしゃー!」と大喜び。
あらためて、GACKTは「これが3日ほどしか続かなかった、ということにならないようにみんなで盛り上げていければなと思っています」と力を込めた。
一方、二階堂は「2作目が出来ると最初に聞いたときは、大丈夫なのかな、たまたま当たったラッキーな映画なんじゃないかと思っていたんですけど、予想をはるかに上回って多くの方に届いているんだなということを取材中にも実感しておりました。手前に座られている滋賀、和歌山、そして奈良の方々にはお詫びと感謝の気持ちでいっぱいです」と、航空会社のツアー企画で“ズタ袋”を着用して来場した観客に笑顔を向けた。
そしてこの日は、滋賀県発祥の交通安全の人型看板である「とびだしとび太」に扮(ふん)した子どもたち104人(※琵琶湖の最大水深104mにかけて)がキャスト・監督と一緒にフォトセッションに登壇することに。
事前の打ち合わせでは10人ほどと聞いていたキャスト陣にはドッキリという形となり、次から次へと同じ格好をした姿の子どもたちがステージに上がってくる異常な事態に「何人いるの!?」「全然途切れない」とキャスト陣もビックリするとともに、かわいらしい姿にほっこり。
そんな子どもたちを優しいまなざしで見守っていたGACKTは「出てきたタイミングでかわいいなあと思って、後ろを振り返ったら誰も目を合わせないという…。結構それなりに傷ついているんですけどね」と、ちょっぴりショックを受けていた。
映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」は全国公開中。
◆取材・文・撮影=月島勝利
※川崎麻世の「崎」はタツサキが正式表記