ナム・ジュヒョク主演のアクションスリラードラマ「ヴィジランテ」にて、ひときわ目立つ体格に強靭なパワーを兼ね備え、制裁を続ける“ヴィジランテ”を追い詰める怪力刑事チョ・ホン。怪力という意味でも恐ろしいこの刑事を演じるのが俳優のユ・ジテだ。原作のキャラクターの中でも、ホン刑事のファンだったという彼は、今作のために20kgの体重増量を成功させ、撮影に臨んだというストイックさの持ち主だ。最終話の配信を前に、そんな彼の活躍ぶりを紹介する。(以下、ネタバレを含みます)。
現在第6話まで配信されている「ヴィジランテ」で、悪を制裁するために自ら暴行、殺人を繰り返す“ヴィジランテ”のキム・ジヨン(ジュヒョク)を捕まえようと奮闘する怪力刑事を演じるジテ。
特に5話では、自分の正体を明かしたジヨンとホン刑事の直接対決が行われ、ホン刑事の群を抜くパワーと身体能力の高さに、格闘技のスキルが高いジヨンすらこてんぱんにやられてしまう。
今作でも度々登場する、ホン刑事の格闘シーンを一言で表現するのであれば「あっぱれ」と言わんばかりの強さをこれまで見せつけている。そんな圧倒的な“力”を身に付けたジテの努力は並大抵なことではない。「ヴィジランテ」の製作発表会見では「ボディービルダーの鍛え方で体を作りました」と、20kg増量に成功した肉体改造の裏話について明かしており、同作でチョ・ガンオクを演じるイ・ジュニョクも彼の役作りに対するストイックさを称賛していたという。
また、ジテのトレーニングの様子は、「北京2022冬季オリンピック」スケルトン韓国代表ユン・ソンビン選手の公式YouTubeで公開されており、ホン刑事を演じている時の恐ろしい表情とは打って変わって、優しく朗らかな笑顔で話すジテの姿も垣間見える。映像でも軽々とウエイトトレーニングをこなすジテの姿は、まるでプロアスリートのような運動量だったため、それを見たソンビン選手も驚いていた。
現在47歳のベテラン俳優ジテ。「第57回カンヌ国際映画祭」でグランプリを受賞した映画「オールド・ボーイ」(2003年)をはじめ映画作品を中心に活動し、女優のチェ・ジウと共演した切ないラブストーリー「スターの恋人」(2008-2009年)でドラマ初出演。その後も映画・ドラマと数々の作品に出演している。
近年ではドラマ「花様年華〜君といた季節〜」(2020年)で主人公の40代を演じ、初恋相手と長年の歳月を経て運命的な再会を果たす実業家を熱演した。
さらに、世界で配信されたドラマ「ペーパー・ハウス・コリア：統一通貨を奪え」(2022年)シリーズでは教授役を務め上げ、圧倒的な存在感と演技力の高さが世界中で注目を集めた。
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