俳優の谷原章介が、11月24日に都内で開催されたBS5局共同企画「テレビが伝える“プロ野球”～あの歴史的瞬間、そして、未来へ～」の記者会見に登場した。
同企画は、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSテレ東、BSフジの5局が、12月16日(土)～20日(水)の5夜連続で放送するもの。5夜連続×2時間のスペシャル編成で「プロ野球」を取り上げ、テレビが伝えるプロ野球の「歴史的瞬間」に注目し、「未来」のプロ野球を伝える。谷原は同企画のナビゲーターを務め、5局の共通パートである、各局が伝えた「あの歴史的瞬間」、そして「あの歴史的瞬間の裏側」を解説する。
会見に登場した谷原は、今年のWBCを振り返り「毎試合わくわくしていたのですが、僕ってすごく楽しみにして見ている試合が(応援しているチームが)負けることが多いんですよ。だから、『見たいんだけど、見たくないな』というジレンマを感じながら見ていました。決勝でダルビッシュさんが1本打たれて『あぁ、俺が見ているからかな』と思いながら、なんとか1点で抑えてくれて、最後に大谷さんが出てきた時にも『俺が見続けていると大谷さんが打たれてしまうのでは』というふうな自分の嫌な記憶との戦いでもありましたから、大谷さんがトラウト選手から三振を奪った瞬間は、うれし過ぎて声も出なかったです」と当時の熱気を思い出しながら熱く語った。
さらに、自身が熱烈な広島カープファンであることに触れ、「特に球場に行くと(応援しているチームが)負ける確率が上がっていくんですよ。マツダズームズームスタジアムはけっこう負け越していますね。行くたびに良くて同点で、負けることの方が多いです。これからは自分なりにゲン担ぎをやって高めていこうと思います」と苦笑。
そんな中、第3夜「サムライの魂を持つ男」(BSテレ東)で取り上げるラーズ・ヌートバー選手の印象について聞かれると、谷原は「笑顔がすごく素敵で、全力でプレーされていて、今まで(NPBに所属せず)メジャーに所属していた選手が(日本代表としてWBCに)出るっていうことがなかったので、そういった新しいチャレンジはヌートバー選手だからこそ成功したんじゃないのかなって思います。日本の選手たちが『たっちゃんTシャツ』を着てウエルカムムードを作って、ヌートバー選手もなるべく自分から積極的にコミュニケーションを取っていこうっていう人だったので、いい相乗効果ができたんでしょうね」と告白。
加えて、「あと、くだらない印象として『意外とデカかったんだな』と(笑)。野球をやっている姿からだとそれほど大きい印象がなかったのですが、大谷さんと並んでいる写真を見た時に(大谷選手に)負けないくらい大きくて！」と純粋な目で訴え、報道陣を笑わせた。
◆取材・文＝原田健