オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、全話独占配信中のHuluプレミア「プレイ・フォー・ブラッド」。第5話では、殺人事件の犯人として“ある人物”が疑われるエピソードが描かれた。本記事では、考察を踏まえながら第5話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)
本作は、国際エミー賞受賞プロデューサーが手掛けるメキシコ発のクライムサスペンス。古代アステカ文明の“生贄の儀式”が現代のメキシコシティで再現される、という設定のドラマだ。物語では、タブロイド紙の記者が警部補や人類学者と手を組み、奇妙な連続殺人犯を追って、徐々に真相を明らかにしていく――。
キャストには、普段はメキシコの有名歌手として活躍中のアーロン・ディアスが、事件を独自取材する新聞記者のカサソラ役を担当する。
その他にも、事件の真相を追う警部補のモンドラゴン役にはアナ・ブレンダ・コントレラスが、そして古代アステカ文明に詳しい博物館の学芸員エリサ役にはヨシラ・エスカレガが抜擢。それぞれ迫真の演技で、事件の真相を追い求める。
第4話で殺されたニコラス・アランブラの遺体もまた首を切り取られ、焼かれたことで損傷が激しいため、誰のものか区別ができずにいた。カサソラは殺害現場に居合わせるも焼かれていく姿しか見ておらず、遺体がニコラスということを知らない状態だ。
カサソラは遺体発見現場にいたモンドラゴン警部補に「古代の人々はいけにえを火にくべた」と“儀式殺人”を主張するも、モンドラゴン警部補は呆れたような表情をするだけだった。
その後“ニコラスが行方不明”という連絡が警察に入り、モンドラゴン警部補と部下のメヒアはニコラスの息子を訪ねる。息子は捜査に非協力的だったがが、「解決できなければ検事総長に通告するからな」と暴言を吐き捨てて去っていく。
そんな中、妊娠中にもかかわらず激務を続けるモンドラゴンの身体を心配し、夫が料理を持って職場を訪ねてくる。同僚に勝手に妊娠の話をした夫に対しモンドラゴン警部補は、「自分のタイミングで公表したかった」と夫を咎めると、「早く捜査から外れてデスクワークに移るべきだ」「現場は危険」と言い返され喧嘩になってしまう。モンドラゴン警部補は「気持ちは分かるけど職務に口出ししないで」と、あくまでも“仕事が優先”という姿勢を崩さずにいた。
そうこうしているうちに、警察のDNA鑑定により遺体の身元がニコラスだと判明した。国とも深い関係があるニコラスが亡くなったことで、最もこの事件を追っていたカサソラは、元いた上階の新聞「デイリー」の上司に戻って来るよう指示される。そして「デイリー」ではカサソラの元恋人で、過去にニコラスの汚職事件を追っていたオルガと動くように頼まれるのだった。
一方その頃、霊媒師は最愛の母親を亡くしショックを受けていた。母親の遺体を山へ運び、遺体の元で1人泣きながら儀式をおこなうのだった――。
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