以前から“警察に捜査に協力してほしい”と主張していたカサソラは、再度警察署でモンドラゴン警部補に事件についての見解を述べる。
カサソラは今回の事件については予言の印「アトラチノリ(炎の湖)」と関係しており、昨晩のパーティーで火災が発生したことから“パーティーにいた人物が犯人では”と予想する。
また被害者の共通点はゆすりや汚職を働いていたことから、「黒幕は相当の権力者だろう」と自身の推理を伝えるも、モンドラゴン警部補は「推理ごっこはいらないわ」と一刀両断し、カサソラの主張を信じることはなかった。そしてカサソラが話に夢中になっている間、メヒアはカサソラの取材メモをこっそりコピーして、持っていたペンもそっと盗むのだった。
カサソラが帰った後、メヒアはモンドラゴン警部補に、儀式殺人のイラストが描かれた“カサソラのメモ”のコピーを見せる。黒い噂が多いニコラスを追い、スキャンダルによって損失を被った新聞記者のオルガもニコラスの敵であることから、メヒアは同じ新聞社の記者であるカサソラが“捜査かく乱のために儀式殺人に仕立てたのではないか”と主張。さらに“カサソラから盗んだペンが現場に落ちていたものと一致している”ことを知らせる。
これを聞いたことで、カサソラに疑念を抱くモンドラゴン警部補。遺体発見現場に戻ると、そこにはカサソラの姿が。そしてカサソラが1人目の被害者・ラミレスの現場にもいたことを思い出したモンドラゴン警部補は、「犯人は現場に戻る」とさらにカサソラを疑い始める。
そして後日、事務所にいたカサソラは殺人の第一容疑者として逮捕されてしまうのだった――。
第5話では、カサソラがモンドラゴン警部補らに誤認逮捕されてしまうというショックな出来事が起きた。現場に落ちているペンと取材メモという一見不十分な証拠だけで逮捕をはたらく様子を見ると、警察側も犯人捜しに相当苦戦していると見える。
実際のところ、遺体現場にあったペンは、カサソラがごみ箱に捨てたものを霊媒師が拾い、遺体現場に落としたものであるため、カサソラはとばっちりを受けたと言えるだろう。
また今回霊媒師が母親を亡くし相当なショックを受けていたことから、「やけくそ」状態になった霊媒師がこれ以降新たな被害者を生む可能性も高く、そうなれば“拘束されたカサソラが犯人ではない”ということが証明される可能性もあり得る。
当然新たな被害者が生まれないことを祈るが、無実であるカサソラは無事疑いを晴らすことができるのだろうか…。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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