オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、全話独占配信中のHuluプレミア「プレイ・フォー・ブラッド」。第6話では、新聞社がカサソラ(アーロン・ディアス)が掴んだ真実を報道する様子が描かれた。本記事では、考察を踏まえながら第6話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)
本作は、国際エミー賞受賞プロデューサーが手掛けるメキシコ発のクライムサスペンス。古代アステカ文明の“生贄の儀式”が現代のメキシコシティで再現される、という設定のドラマだ。物語では、タブロイド紙の記者が警部補や人類学者と手を組み、奇妙な連続殺人犯を追って、徐々に真相を明らかにしていく――。
キャストには、普段はメキシコの有名歌手として活躍中のアーロン・ディアスが、事件を独自取材する新聞記者のカサソラ役を担当する。
その他にも、事件の真相を追う警部補のモンドラゴン役にはアナ・ブレンダ・コントレラスが、そして古代アステカ文明に詳しい博物館の学芸員エリサ役にはヨシラ・エスカレガが抜擢。それぞれ迫真の演技で、事件の真相を追い求める。
連続殺人事件の容疑者として投獄されたカサソラに、モンドラゴン警部補(アナ・ブレンダ・コントレラス)は証拠として現場に落ちていたというペンや、取材メモの“炎の湖”の絵、カサソラが必ず警察より前に現場にいた写真を「証拠」として突き付ける。
「容疑者ほしさに手近な俺を逮捕しただけだろ」と怒りが収まらないカサソラは、“次の事件が起きてしまう”と心配するのだが、それに対しモンドラゴン警部補は「あなたの話は信じない、二度とね」と冷たく言い放つのだった。
しかしニコラス・アランブラの息子が「記者が逮捕されたがでっちあげに決まってる」「この国の警察は保身のために何でもするさ」と警察を批判したことが警部の耳に入り、警部はニコラスに聞き込みをしたモンドラゴン警部補を呼び出す。
そして“証拠がたったのペン1本”だということを突っ込むと、モンドラゴン警部補は“ニコラスの息子は女性差別者だから女性の私に否定的なだけだ”と反抗。そんな彼女に、「昇進のことも考えろ」と釘を刺した。
その後面会に来たオルガに対し、カサソラは“バランテスがニコラスに協力した”という現実を伝えてくれと頼む。オルガはリスクを心配する上司の助言を無視し“真実を伝えたい”と記事にし、事件の犯人について「敗訴を条件に大金を受け取ったバランテスに復讐が行われた可能性がある」と報道した。
また同時期にマスコミによる取材を受けた大臣は、ニコラスがバランテスを買収した疑惑について、「彼の名声を傷付ける言いがかりだ」と否定。「残忍で卑劣な容疑者を捕まえ、必ず終身刑にしてほしい」と告げた。
翌日「デイリー」には警察が無実であるカサソラを逮捕したことに対する批判記事が掲載され、警部はオルガをカサソラに面会させたことに怒り心頭の様子。追い詰められたモンドラゴン警部補は「自分で処理します」と1人で抱え、この報道がきっかけでカサソラは釈放されるのだった。
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