ホームレス仲間の行方を追うアーロン・ディアス“カサソラ”…聖堂の地下で“あるもの”を発見する<プレイ・フォー・ブラッド>

2023/11/29 19:00 配信

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「プレイ・フォー・ブラッド」第7話より(C)2022 Pray for Blood Holdings, LLC

オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、全話独占配信中のHuluプレミア「プレイ・フォー・ブラッド」。第7話では、カサソラ(アーロン・ディアス)たちが殺されたホームレスの遺体を探しに地下道へ行く様子が描かれた。本記事では、考察を踏まえながら第7話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)

「プレイ・フォー・ブラッド」とは


本作は、国際エミー賞受賞プロデューサーが手掛けるメキシコ発のクライムサスペンス。古代アステカ文明の“生贄の儀式”が現代のメキシコシティで再現される、という設定のドラマだ。物語では、タブロイド紙の記者が警部補や人類学者と手を組み、奇妙な連続殺人犯を追って、徐々に真相を明らかにしていく――。

キャストには、普段はメキシコの有名歌手として活躍中のアーロン・ディアスが、事件を独自取材する新聞記者のカサソラ役を担当する。

その他にも、事件の真相を追う警部補のモンドラゴン役にはアナ・ブレンダ・コントレラスが、そして古代アステカ文明に詳しい博物館の学芸員エリサ役にはヨシラ・エスカレガが抜擢。それぞれ迫真の演技で、事件の真相を追い求める。

カサソラと親しいホームレス仲間が行方不明に…


ホームレスの女性が、“ニコラス・アランブラの剥がれた皮膚を被せられ歩かされる”という事件が起きた。モンドラゴン警部補(アナ・ブレンダ・コントレラス)はホームレスの女性に「リゴが色の付いた石で殺されたんだ」という話を聞く。またカサソラ(アーロン・ディアス)は以前共に過ごしていたホームレスに状況を聞きに行くと、ホームレスは軒並み行方不明になっている状況を知る。

生贄と今回の事件の関連について調べたエリサ(ヨシラ・エスカレガ)は、“昔の儀式では古い皮膚を捨てて新たな世界を始めるため、司祭が神である「シペ・トテック」の皮膚を身に纏っていた”とカサソラに報告。そして2人はともに消えたホームレスを探し始めるのだった。

そんな中、モンドラゴン警部補の夫は再び職場を訪れ、“妊婦の妻に捜査は危険だ”と警部に訴える。警部は「捜査はメヒアに任せて、まずは家庭の問題を解決しろ」と“最後通告”をおこない、さらにマスコミを黙らせるために24時間以内に犯人を拘束するように無理難題を突き付けてきた。モンドラゴン警部補は自宅に戻ると、“恥をかいた”と夫を責めたて、家から追い出してしまう。

一方の大臣は、霊媒師と約束をしていたボルジアの写本を一般公開することに。大臣は会見でこれを自身の偉業だと報道陣に公開し、その様子を霊媒師はじっと見つめていた。

会見後大臣は、写本の管理者であるガミオ博士に「(霊媒師に渡すために)保管室のカードキーがほしい」と頼む。博士は“バチカンが許可したのは教皇大使と自分の分の2枚だけ”と始めは断っていたが、大臣は自らの権力で博士からカードキーを奪ってしまう。