記者のオルガは、自身の番組に写本や時事問題の取材で大臣を呼ぶ。国を超えて写本を取り寄せたと鼻高々に話す大臣に、オルガは一連の事件について「被害者が良い噂のない地位の高い人ばかりだ」「大臣は被害者全員と交流があった」と詰め寄り、視聴者に説明するよう求める。しかし大臣ははぐらかし、挙句の果てには退席してしまう。
その頃霊媒師はガミオ博士にコンタクトを取り、写本に何かを解く秘密があると指摘。「40巻と42巻の絵図を並べればご自分の間違いに気づく」と伝えると、博士は後日“言われた通りに絵を並べてみた”と興奮気味に霊媒師のもとにやって来る。
そして霊媒師が“テスカポリトカの神殿に案内する”と博士に伝えると、「世紀の大発見になる」と喜んで霊媒師について行く博士。ところが地下道の途中で、博士は霊媒師が持っていた棒で殴られてしまうのだった…。
時を同じくしてカサソラとエリサが街を歩いていると、エリサのバッグがひったくりの被害に遭ってしまう。カサソラがひったくりを追いかけると犯人は地下道へ入っていき、カサソラはそこで運よくホームレス仲間のボンゴたちに再会する。
ボンゴいわく、殺されたリゴは聖堂の地下で毒殺されたというのだ。カサソラはボンゴに、「リゴの元へ案内してくれ」と頼む。そして案内された先で、カサソラとボンゴは巨大なアステカの祭壇「ツォンパントリ」を発見するのだった――。
第7話では、大臣の計らいで霊媒師がかねてから求めていた写本がついに近くまでやって来た。霊媒師は事あるごとに大臣に写本を求めていたが、前話で大臣が霊媒師に「もう終わりにしよう」と告げていたことから、大臣もあまり乗り気ではないことは霊媒師も理解している。
その証拠に今回霊媒師は大臣の力を使わず、直接ガミオ博士を呼び寄せて手にかけている。今後霊媒師が写本を手に入れた場合、協力関係にあった大臣のことすら不要になり殺してしまうのではないだろうか。
またモンドラゴン警部補は、警部に“捜査をメヒアに任せる”と言われ、自分を捜査から外す旨の発言をされていた。夫からも仕事を止められたことから、モンドラゴン警部補は職場にも家庭にも居場所がない状態に。そのため仕事熱心な彼女は、今後独断で捜査活動を行うかもしれない。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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