コミックの映像化やドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、楠あやとさんの漫画「ジェネレーションギャップ」を紹介する。作者である楠あやとさんが11月7日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3.1万件を超える「いいね」を寄せられ、驚愕のジェネレーションギャップが話題を呼んだ。本記事では楠あやとさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
楠さんが20代の友人とお茶をしているときのこと。話しのなかで楠さんが「そう言えばLINE使わないって本当?」と聞くと、驚いたようすで「…えっ」と友人が声を上げる。「若い子がLINEを使わないって…あれ嘘ですから」きっぱりと口にされた言葉に、楠さんも驚く。
「えっ、そうなの?インスタのDMだと思ってた」と返す楠さんへ、さらに「そんな事ないですよー インスタのDMも使ってるけど、仲良い子はLINEですね」と教えてくれる。長い沈黙のあと、楠さんが「それって使い分けしてるってこと??」と漏らすと、友人は「あー言われて見たらそうかも」と言葉に納得したようす。
「インスタはアカウントが5つ作れるんで、それぞれ使い分けてて。相手によって教えるの変えてますねー」と説明が続き、各アカウントで用途分けがされていると明かされた。「へーーっ、そんな使い方がっ!!」と楠さんの驚きは止まらない。「同世代そんな感じかもです!」と無邪気そうに微笑む友人だが、楠さんの頭には、とある不安が駆け巡っていた…。
――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。
まず、友人との話でSNSの話題で盛り上がり、こちらはmixiや2ちゃんのオフ会の話をしたのですが、相手はちんぷんかんぷん(死語ですね)のようで、相手の話も聞いたらジェネレーションギャップを感じたのでマンガにしたいと思いました。
その際、相手に許可も取ったのですが、その際「この話が面白いの?」って不思議がっていました。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
キャラデザの段階で、若い子の太め眉(私の時代は細眉だった)や前髪の少ない感じ(前髪ぱっつん世代でした)など今の子を可愛く描きたいと思い、今風にしました。
――30代の女性が「若い子はLINE」という話を耳にしたのは、どこからだったのでしょうか。
友人のおじさんが、若い子とインスタで繋がったという話をされたとき、私はその子とライン交換していて、気になったことがきっかけの1つです。
――結局30代女性が教えてもらったアカウントは何用だったのか、判明するのでしょうか。
分からない方がいい事もありますよね(笑)。
――楠さん自身、または周囲で同じようにInstagramを使う人は多いでしょうか。
使い分けを面倒と感じてる世代は、中々真似できませんよね。自分も然りです。
――今後の展望や目標をお教えください。
現在、中々マンガを描く時間が取れないので、来年は短編だけでなく、もっと色んなジャンルのマンガを描く予定です。
最終的に描きたいのは、台湾エッセイマンガと歴史ものです。
海外の中でも、台湾が好きなので、それをテーマにしたものが描きたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
マンガを描き始めて三年近くで、ようやくちょっとずつ表現出来るようになりました。
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