広い会場に迫力ある重低音が響き渡り、スペクタクルなオープニング映像が映し出される。スクリーンの奥からメンバーが姿を現すと、1曲目から代表曲「SuperCali」を打ち出し、あっという間にドームの空気を一変させる。今回のドーム公演もアリーナツアーに引き続き、全楽曲生バンド編成での展開。卓越したバンドサウンドはドームの会場により一層ダイナミックに響き、煌びやかな衣装を身にまとったメンバーに雄々しさを加味していく。
「Rose」では指先までしなやかなダンスで、「第65回 輝く!日本レコード大賞」で優秀作品賞に選出された「Trigger」ではガンショットポーズで見る者の心を射抜くように歌う。スクリーンにはメンバー個々の表情がアップで映し出されるが、全方位に向けたパフォーマンスに隙は一切なく、横顔さえも美しいグラマラスな表情に見入ってしまう。
MCでは、初めてのドームワンマンライブに「夢にまでみた光景」と、興奮を隠しきれない様子のメンバーたち。それでも11人のうち5人が関西出身ということもあってか、関西弁&ホーム感たっぷりなトークで沸かしつつ、「全員を幸せにして帰りたい」と、ステージに懸ける思いを語ってくれた。
今回のドーム公演はこれまでのアリーナツアーと異なる演出も多く、メンバーのこだわりも随所に光っていた。この日初披露となる楽曲も多く、アルバム収録曲「Fairytale」、11月17日に公開されたばかりの映画「OUT」の主題歌にもなっている「HIDEOUT」や、国内初披露となる「Eyes On Me (feat.R3HAB)」など、ファン待望のナンバーを次々に披露。艶のあるダンスパフォーマンス、強固なビートにあわせた息ぴったりのフォーメーションダンスなど、どれも目が離せない。さらに、ライブ中盤には衣装もフォーマルからラフなスタイルへとチェンジ。メンバーそれぞれの個性がより際立ち、パフォーマンスに一層迫力が増していく。
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