コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、“夫婦の寝顔を隠し撮りする様子”を描いた漫画『ごくごく普通の夫婦の話』28話をピックアップ。
作者である漫画家のときゎさんが、2023月10月6日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、5.8万件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事ではときゎさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
仲良し夫婦の日常を描いた『ごくごく普通の夫婦の話』。Twitter上でバズっていた28話では、主人公の女性・北条はるが“寝ている夫の寝顔”をスマホで撮影するシーンから始まる。撮影した写真を眺め、「へへ…」と思わず顔がほころぶはる。
その後も、はるは「無防備でかわいい寝顔を妻にさらして」「好き勝手写真を撮られちゃって……早く起きないと待ち受け画面にされちゃいますよぉ~?」と言いながら撮影を続けていく。
そして撮った写真の1枚を待ち受けに設定し、達成感を感じていると、夫のスマホにメッセージ通知が入る。そのスマホを女性が覗き込むと、夫の待ち受けには“はるの寝顔”が設定されているのだった――。
お互いにパートナーの寝顔をこっそり待ち受け画面に設定するという、実に可愛らしいストーリーの本作。ネット上では、「なんなんだ、この尊い戦いは…」「めちゃくちゃほっこりする」「ラブラブで尊い」「最高の夫婦像」「どっちもやってることが可愛すぎる」「あまぁぁい!」「幸せすぎる痛み分け」といったコメントが相次いでいる。
また“夫婦のあるあるエピソード”として、「好きな人を待ち受けにする気持ちめっちゃわかる!」「私も旦那の寝顔が愛おしくて、よく撮影してニヤニヤしてる」「似たようなシチュエーションを経験したことがある(笑)」など共感のコメントも寄せられていた。
――『ごくごく普通の夫婦の話』28話を創作したきっかけや理由があればお教えください。
私の旦那の寝相があまりにも面白かったのでスマホの待ち受けにしたら面白いのでは…と思ったのがきっかけです。
――本作(28話)では、“夫のスマホの待ち受け画面が判明するシーン”が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
「可愛げのある奥さん」を描くことにこだわりました。「セクシーさがありつつも幼さのほうが際立っている」という印象になるように工夫してみたつもりです。
――本作(28話)で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
オチの奥さんの表情です。「旦那さんに先を越されていた!?」というショックを受けた顔がうまく表現できたと思います。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
普段の何気ない出来事や、笑ったことなどをスタート地点にしています。この夫婦に置き換えたらどうなるかな?と考えながら漫画のネタにしています。
――ときゎさんの作品では、人物描写において、“リアルな描写”と“ポップな描写”の両方でキャラを描いていますが、何かシーンごとに使い分けを意識していたりするのでしょうか?
読んでいただくスピードを意識しています。ギャグシーンはささっと読んで欲しいのでポップに軽めに、逆にキュンとして欲しいところはリアルにしっかり描いて、絵を見てもらう時間を少し長めにすることで、作品の余韻を感じられるような時間が作れたら嬉しいな…と思って描き分けています。
――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
セリフの文字数を減らすことを意識しています。2人の感情の揺れ動きや空気感をできる限り絵の方で表現することで、文字数が少なくて読みやすい漫画にしたいなと思っています。
――今後の展望や目標をお教えください。
ネタ出しがとにかく必死なので(笑)、できる限り更新ペースを維持して、今まで通りに仲良し夫婦をやっていければなと思っています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつもあたたかいコメントをありがとうございます!更新はマイペースですが、仲良し夫婦な2人を見守っていただけると幸いです。更新頑張ります!
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