シン・ヒョンスン“ドグク”とキム・ヒャンギ“ハンジュ”のすれ違う思いが切ない<プレイ・プリ>

2023/12/11 12:00 配信

ドラマ レビュー

ドグク(シン・ヒョンスン)はあふれる思いを歌に乗せる(C) HJ Holdings, Inc

ドグクとハンジュの前に現れたハイスペックイケメン


告白されることを恐れたハンジュに、テキーラを飲まされたドグクはふらふらと歩んでいた。身長差のあるハンジュの肩を借りて、帰宅しようとするドグクの前に、ハイスペックイケメンのマクチュンが現れる。

ハンジュとマクチュンの間を流れる何とも言えない空気に、ドグクは、酔っ払っていながらも何かを感じ取っていた。

翌日、ハンジュとプロモーション用インタビューの打ち合わせを終えたドグクは、ハンジュとマクチュンが話しているところを目撃。その後、ドグクは、マクチュンにハンジュとの関係を問う。どうしても気になって仕方がない様子。

複数の質問を投げ掛けると、マクチュンから“僕たち”のことが気になりますかと返される。親しかったことを匂わせる“僕たち”という言葉が気になってしまったドグクは嫉妬をあらわにする。

「余裕がない」とナチュラルにあおるマクチュン。ライバル同士になるであろう2人の最初の戦いは、マクチュンが勝利した。

加速するドグクの恋心とすれ違う思い


いい感じの雰囲気でじゃれ合うドグクとハンジュ。互いのことを意識しているのは明らかだったが、ふとした瞬間に、マクチュンとハンジュの関係が気になるドグク。

ドグクは、マクチュンとは、親しかったのかとしつこく問うと、ハンジュから飛び出したのは初恋の人だという回答だった。その答えが頭から離れなくなってしまったドグクは、マクチュンに対抗意識を燃やす。

その一方で、ハンジュとドグクは2人で出掛けることに。楽しそうに自転車をこぐ姿に、この時間がずっと続けはいいと願ってしまう。

雨が降りだし、ハンジュの持っていた傘に並んで入る2人。胸キュンシーンは長くは続かず、ハンジュはドグクとは特別な関係になれないと告げる。現実に戻ろうとするハンジュと、ハンジュに夢を追ってほしいドグクの思いがすれ違う、切ないシーンとなった。

ハンジュの前に立ちふさがる2人の女性


恋の行方も気になるところだが、ハンジュの前に立ちふさがる2人の女性も忘れていけない。ハンジュといとこ・ジユン(チョン・ソジン)は仲が悪かった。2人の不仲にはどうやら、マクチュンが関係している模様。

まず、注目したいのは、マクチュンとジユンが再会したシーン。久しぶりの喜ばしい再会のはずが、ジユンの名前が出た瞬間に、ジユンから笑みが消えたのだ。

ジユンはマクチュンが好きなのではないだろうか。もしそうならば、マクチュンとの仲に嫉妬して、ハンジュに何かを仕掛けてくる可能性が考えられる。

また、ハンジュにとって立ちふさがりそうな人物と言えば、ドグクの元恋人・セア(シン・スヒョン)だ。何かとドグクを気にしているセアは、事務所の代表から、ドグクが「プリ」を事務所に入れたがっていることを聞く。

まだ、直接出会っていないセアとハンジュ。もし、ハンジュが「プリ」として事務所に入った場合は衝突することは避けられないだろう。

ハンジュの前に立ちふさがる可能性のある女性2人に、ハンジュがどのように立ち向かっていくか、今から楽しみで仕方がない。

◆文=ザテレビジョンドラマ部