「偏愛」を愛でる時代だと思います。前職でサウナをテーマにした番組の立ち上げに関わった事があるのですが、その際にとかく感じたことです。昨今の激辛ブームなどを取ってみても、このことをより実感します。
激辛というとよくバラエティなどでは罰ゲームとして扱われてきました。ただもちろん、そこには香辛料を愛を持って育てた生産者がいて、開発に奮闘したメーカーがいて、当然、その食品が大好きな消費者がいます。そのみんなの愛を丁寧に汲み取り、ひたすらに肯定する番組=偏愛を肯定して認める番組こそ今の時代には合っているのではないかと思います。
今回の作品は「酸味」をテーマに、中でも「酢」をこよなく愛する人たちに着目しました。2024年に空前絶後の「酸味ブーム」が来ると妙な確信をもって、番組制作にあたっています。「お酢きびと」にどうぞご期待ください。
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