チームのシンクロ率が勝敗を左右した2nd Stageの1:1チーム対決の結果は?<Nizi Project Season 2 Part 2>

2024/01/18 18:00 配信

バラエティー 音楽

完璧なシンクロダンスを求められた、トモヤ・ショーン・タイガの「世界三大プリンス」(c)Sony Music Labels Inc./JYP Entertainment


3人のダンスがどうしても揃わないトモヤチーム…


大絶賛されたケンチームの後で、緊張感が高まったトモヤ率いる「世界三大プリンス」チーム。課題曲はWanna Oneの「Energetic」。J.Y. Park の選曲理由は、トモヤたちに「速くて正確でシンクロ感のあるK-POPの典型的なパフォーマンス」を期待したから。3人が1人に見えるほど完璧に揃ったダンスを披露するには、並大抵の練習量では無理。どこまで努力できるかがカギとなる。

練習を始める前に、リーダーのトモヤは、個人レベルテストの順位が8位のショーンと11位のタイガに「もっと順位が上がってほしい」と伝え、基礎練習を徹底する事を提案した。トモヤと共に基礎練習を始めた練習生経験の無いショーンは、基礎の大切さを実感し、少しずつ成長していき、自分の課題も明確にわかるようになっていった。

しかし、トレーナーとの練習の際、3人のダンスのタイミングが何度やっても合わず、思わぬ壁にぶつかってしまった。ショーンは指摘される点が2人より多く、「自分が足を引っ張っている」と気持ちが重くなった。だが、「絶対デビューしたい」という気持ちを胸に、「これが最後かもしれない」との覚悟で毎日頑張っている事をトモヤとタイガに打ち明けた。するとタイガも、ラストチャンスだと思っていると告白。2人の気持ちを聞いていたトモヤはしばらく考え込んでいたが、自分たちは「ここでデビューする!」という目標があるから、後悔の無いように1日1日を大切にして頑張ろう。そうすれば結果は付いてくる、と2人を、そして自分も勇気づけた。

JYP最長練習生の タイガ(c)Sony Music Labels Inc./JYP Entertainment


個人としてはスキルアップしたが…


心を1つにした彼らは、トモヤを中心に、動きが3人で完璧に合うまで数えきれないほど練習を繰り返す日々。倒れそうになるほど限界まで努力を重ね、本番に臨んだ。彼らのパフォーマンスを見終わったJ.Y. Parkは、3人ともが自分の足りない点を克服してきた事を評価した。特にトモヤは、ダンスの正確さとフィーリング、共に良かったと高評価され、自らの持つスター性に頼らず、動きの1つ1つに気を配って完璧なダンスを見せた点を称賛された。

そしてショーンは、K-POPダンスの速さと正確さがいつも足りなかったが、今回は改善されていた、と成長を認められた。タイガも動きに軽さが出た事を褒められた。

だが、このように個人の弱点は克服できたが、チームの統一感においては「残念だった」とコメントし、トモヤのソロパートの時のショーンとタイガの動きが、まったく合っていなかった、と指摘した。Wanna Oneは11人で全てのタイミングが完璧に合ったパフォーマンスを見せていたが、トモヤたちはまだデビュー前でプロではない事を差し引いても残念な状態だった、と告げた。

チーム対決の結果と個人順位発表


2チームの勝敗は、どちらも良い点と残念な点があったが、「良いところが多かった方」との理由で、ケンチームが勝利した。「チームワークが悪いのは、リーダーのせい」と、自分を責めるトモヤは、肩を落とすショーンとタイガに「ごめん」と謝った。

対決が終わり、個人順位の発表へ。1位は、ハル。1st Stageでは5位で、「もっと上に行きたい」と思っていたが、1位になれるとは思っていなかったようで、感謝すると共に「今回よりもっと良い姿を見せられるように、また頑張りたいと思います」と、努力を忘れない姿勢を見せた。J.Y. Parkはハルに、今日の彼のパフォーマンスを必ずRAINに見せる、と約束し、ハルは嬉しそうな笑顔でお礼を言った。本人に見せるという事は、それだけ完璧な出来だったという事だ。是非、RAINの感想も聞いてみたい。

2位はトモヤ。高い順位で嬉しいはずだが、ショーンとタイガの事を考えると素直に喜べないのか、複雑な表情を浮かべていた。3位はユウヒ。彼もすっかり上位の常連だ。4位ユウ、5位ケン…と続き、9位のソウダイまで発表が終わると、1st Stageで12位だったミラクに緊張が走る。2回12位になったら脱落してしまうからだ。だが、今回は10位となり、次の審査へ進める事になった。

今回の12位は、ショーン。だが、J.Y. Parkが「今日は、ダメだった人は居ませんでした」と言ったように、彼がダメだったわけではない。順位を付けると最下位になってしまった、というだけだ。しかし、それは全体のレベルが上がっている事を示している。もうこの段階まで来ると「出来て当たり前」なのだ。ここからは、いかに個性や自分だけの強みを見せられるか、と同時にグループのメンバーとしてのバランスも必要になってくる。3rd Stageがさらにハイレベルで熾烈な戦いになるのは確実だ。

オーディション番組『Nizi Project Season 2<完全版>』は、Huluにて全話独占配信中。また、デビューグループ“NEXZ”による初の冠番組『MiracleZ』が、1月12日よりHuluにて独占配信スタート。毎週金曜夜10時に新エピソードが追加される。

◆文=鳥居美保

個人で2位になったが、チームが負けた為に複雑な気持ちになったトモヤ(c)Sony Music Labels Inc./JYP Entertainment


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