NCISロサンゼルス支局の活躍を描く「NCIS: LA ～極秘潜入捜査班～」、ファイナルシーズンの配信スタート

海軍犯罪捜査局(NCIS)のロサンゼルス支局を舞台に、潜入捜査やハイテク技術を専門とする極秘捜査チームの活躍を描いた犯罪捜査ドラマ「NCIS: LA ～極秘潜入捜査班～」。オンライン動画配信サービス「Hulu」では現在配信中のシーズン1～13に加え、シーズン14の配信も12月1日よりスタートした。本記事では、「NCIS: LA ～極秘潜入捜査班～」のあらすじや見どころなどを深堀りしていく。

アクションシーンや爆破シーンなどのド派手な演出が見どころ

本作は、アメリカ海軍および海兵隊が関わる事件を扱う海軍犯罪捜査局(NCIS)の活躍を描いた犯罪捜査ドラマ「NCIS ～ネイビー犯罪捜査班」のスピンオフ第1弾となっており、2009年にアメリカで放送が始まると、本家の「NCIS」と同様にほかの新番組をおさえて、圧倒的な視聴率を獲得した。

舞台は、NCIS ロサンゼルス支局のスペシャル・プロジェクトオフィス(Office of Special Projects)、略称OSP。海軍犯罪捜査局(NCIS)のエリート極秘捜査チームが米海軍に関わる犯罪者に挑み、犯人を追い詰めていく。作中ではハイテク技術を駆使したメンバーたちの鮮やかな操作テクニックに加え、アクションシーンや爆破シーンなどの派手な演出も見どころの1つだ。

また本作は、OSPの腕利き潜入捜査官G・カレン(クリス・オドネル)の相棒サム・ハンナ役で、ヒップホップのレジェンドLL・クール・Jが出演していることでも話題を集めた。1985年に16歳でデビューし、ラップ・アーティストとして世界を牽引してきたLL。2度のグラミー賞を始め、数々の賞を受賞してきた彼は、映画「ディープ・ブルー」や「S.W.A.T.」、「エニイ・ギブン・サンデー」など多数の作品に出演し、俳優としても活躍している。

本作では、米海軍特殊部隊(SEALs)の出身で、アフガニスタンやイラクなどの戦地で活動していた過去を持つサムを好演。LLは以前米エンタメサイトのインタビューを受けた際、本作の出演について「新しいことに挑戦するのは、何だって、僕を知ってもらうチャンスになる」と語っている。その言葉通り、作品の人気とともに、LL演じるサムも広く愛されることとなった。

OSPをまとめるのは小柄ながら圧倒的な存在感を放つベテラン捜査官ヘティ

カレンやサムとともに任務に当たるメンバーは、男勝りのさっぱりした性格で射撃の腕前がピカイチのケンジー・ブライ(ダニエラ・ルーア)や、ハイテク機器に精通したITUNESオペレーターのエリック・ビール(バーレット・フォア)、高いIQを持つが空気が読めない新人情報分析官ネル・ジョーンズ(レネー・フェリス・スミス)、心理学者のネイト・ゲッツ(ピーター・カンボア)と粒ぞろいだ。

さらに、NCISとの共同捜査をきっかけに出向してきたロサンゼルス市警の刑事マーティ・ディークス(エリック・クリスチャン・オルセン)も参戦。そんな個性的なメンバーを、圧倒的な存在感で管理部長としてOSPをまとめているのは、かつて凄腕の潜入捜査官として異彩を放っていたベテラン捜査官のヘンリエッタ・“ヘティ”・ラング(リンダ・ハント)だ。

シーズン1の第1話では、麻薬密売組織に攻め込むメキシコとの軍事作戦に関与していた海軍情報局マクガイア中佐の遺体が見つかり、カレンやサムらOSPメンバーが捜査へと乗り出すことに。その後も麻薬ディーラーやハッカー、テロリストなどが巻き起こす事件にメンバーが力を合わせて立ち向かっていく。