声優歌手として紅白初出場の水樹奈々が出演作のアフレコに招集なし!?

2009/12/27 18:10 配信

アニメ 芸能一般

大ヒットファンタジーRPGをアニメ化したOVA「テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION テセアラ編」の第1話先行上映会が12日、都内で開催され、メーンキャストの小野坂昌也、水樹奈々、冬馬由美がトークショーを行った。

ゲーム「テイルズ オブ-」シリーズの中でも、特に人気の高い「-シンフォニア」が、'07年に「-シルヴァラント編」としてOVA化。今回、その続編となる「-テセアラ編」では、新たな世界・テセアラを舞台に、主人公・ロイドが前作で人としてのすべての感覚と心を失ってしまったヒロイン・コレットを救うためさらなる冒険に立ち向かう。

この日はまず、3人の生コメント付きによる前作のダイジェスト映像が特別上映。水樹演じるコレットのいじらしい姿に、小野坂は「かわいい〜。どう? こんな子いたら、どうする!?」と何度もハイテンションなコメントを残し、客席もそのつど笑いに包まれた。

今回声を出せない設定上、第1話のアフレコがなかった水樹は、その収録日すら知らされていなかったそうで、「すごくショックでした…」とカミングアウト。その告白に「どんだけ僕らが“奈々ちゃん!”て言いながら収録しているか!」(小野坂)、「ほんとに言ってた!」(冬馬)と2人がフォローするも、水樹は「大人って怖いな〜(笑)」と、そのショックは大きかったようだ。

水樹は、オープニング曲「天空のカナリア」で悲劇のヒロイン・コレットとまさに同調するような見事な歌を披露。その歌詞についても、「作詞家さんに『シンフォニア』への思いを語って。歌うことを忘れたカナリア(=コレット)とリンクするように、詞もすごくこだわった」と、あらためて本作への愛着を語った。

史上初の声優歌手による紅白選出という快挙を果たし、一躍お茶の間の話題をさらった水樹。最後に小野坂が「紅白おめでとうございます」と伝えると、観客も大きな歓声で彼女を祝福。「みんな必ずNHKホールに応援に行くように。“コレット!”って(掛け声を)」と小野坂が観客をあおると、「そこは水樹奈々で大丈夫です(笑)」と照れながらも、うれしそうにその祝福を受けていた。