フリーレンに諭され、ザインはついに自身が冒険に出られない本当の理由を語り出す。ザインが幼い頃、ザインの兄の元をハイター(CV.東地宏樹)が訪れていた。ハイターはザインの兄に対し、町を離れて聖都で司祭をしてほしいと持ちかける。しかし、ザインから故郷を奪いたくないと考えた彼の兄はこの誘いを断っていた。
このやりとりを隠れて聞いていた幼少期のザイン。自分のために町に残った兄を置いて冒険に出ることはできない、彼は10年来そう考え続けており、冒険に出たいという思いがありつつも、10年前も今回も誘いを断っていたのだ。
しかし、この気遣いはザインの兄にとって不要なものだった。ザインの兄はハイターの誘いを断り町に残ったことを一切後悔していなかった。一方で、冒険に出なかったことを後悔しているザインを見てもどかしさを感じていた。そんなふたりは本音を明かし合い、初めてお互いが抱えている気持ちを知る。そして自分の思い違いを認識したザインはついに冒険に出ることを決意する。こうして、フリーレン一行は新たにザインをメンバーに迎え、町を出るのであった。
今週もXには本作に対する多くの感想が投稿され、「フリーレン」というワードはトレンド入りを果たした。なかでも投稿が集中したのはフリーレンがザインを味方に引き入れるために渾身の色仕掛けを繰り出した瞬間だ。彼女が繰り出した色仕掛け、それは“投げキッス”だった。これを見た視聴者は、シュタルクやフェルン(CV.市ノ瀬加那)と同様に「えっちすぎる……」との感想を漏らす。併せて「フリーレンの投げキッスは普通に死ねる」「ヒンメルなら即死してた」といったポストも見られ、タイムラインを騒がせた。
4人になったフリーレン一行、彼女たちはいかなる事件に直面するのだろうか? 次週の放送を楽しみにしたい。
◆文=はるのおと
※種崎敦美の崎は、正しくは「たつさき」
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