TVアニメ「薬屋のひとりごと」(毎週土曜深夜0:55-1:25、日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・Huluほかにて配信)の第9話が12月2日に放送された。壬氏と猫猫の距離が縮まっていく中、二人の身分の差を実感させられる出来事が相次ぎ、視聴者からは「切ない」という声が挙がった。(以下ネタバレを含みます)
同作は、日向夏の小説を原作とする後宮謎解きエンターテインメント。小説は「ヒーロー文庫」(イマジカインフォス)より刊行中で、「ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス)および「サンデーGX」(小学館)でのコミカライズも展開されており、シリーズ累計2400万部を突破。中世の東洋を舞台に、「毒見役」の少女・猫猫が宮中で起こるさまざまな難事件を次々に解決する姿を描く。
TVアニメは長沼範裕監督(「魔法使いの嫁」や「劇場版 弱虫ペダル(2015)」など)のもと、TOHO animation STUDIOとOLM(「オッドタクシー」や「古見さんは、コミュ症です。」など)がタッグを組みアニメーション制作を担当。CVは猫猫役を悠木碧、壬氏役を大塚剛央が務める。
里帰りを終えて、後宮に戻ってきた猫猫。そこに待ち受けていたのは、猫猫が自分ではなく李白(CV:赤羽根健治)に身元引受けを頼んだことで機嫌を損ねた壬氏だった。猫猫が李白に見返りとして提供したのは人気妓女との面会だと分かり、誤解は解けたはずだが、機嫌を損ねたままの壬氏。以前とは打って変わり、一人の人間に執着する彼の姿にお目付役の高順(CV:小西克幸)も驚いていた。
そんな中、さらに壬氏の頭を悩ませる出来事が起こる。武官の一人である浩然という男性が酒の席で突然亡くなったのだ。死因は酒と判断されたが、壬氏には酒に強い浩然がただの飲み過ぎで死んだとは到底思えなかった。そこで本当の死因を探るべく、猫猫を呼び出した壬氏。仕方なく当日振舞われていた酒の残りを味見した猫猫はあることに気づき、壬氏に浩然が飲んでいた酒瓶の破片を持ってこさせる。
すると、その破片には乾いて粒が残るほどの塩が大量に含まれていたことが分かった。ただの塩であっても、一度にたくさん摂取すれば毒にもなり得る。問題は、普通なら塩辛くて飲めないはずの酒を浩然が死ぬまで飲み続けたのかということ。その理由に繋がる情報が、壬氏が浩然について語った言葉に隠されていた。
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