3つ目の「24 -TWENTY FOUR-」は、アメリカ合衆国連邦機関CTU(テロ対策ユニット)でLA支局チーフのジャック・バウワー(キーファー・サザーランド)が事件に挑む24時間を描いたクライムアクション。1時間の出来事が1話ごとに描かれ、「リアルタイムで物語が進行しているかのような臨場感を味わえる」と反響を呼んだ。
シーズン1では、大統領候補のパーマー上院議員の暗殺計画が発覚し、ジャックらCTUの主要メンバーに召集がかかる。CTU内の内通者(裏切者)捜査の極秘命令も受けるジャックだが、妻や娘の誘拐、議員のスキャンダル騒動、関係者の殺人事件など、同時多発的に様々な問題が発生し、緊迫の展開のままクライマックスへと突入する――。
そしてシーズン1に引き続き、シーズン2では「核爆弾テロ」、シーズン3では「バイオテロ」などと様々な事件に立ち向かっていくジャック。2010年放送のシーズン8では「核兵器テロ」の事件へと挑み、解決したところで最終回を迎えている。
その後2020年には、テレビ朝日と20世紀FOXが手を組み、日本版リメイク作品「24 JAPAN」が放送された。日本版ジャック・バウアーを唐沢寿明が演じ、オリジナル版のシーズン1をベースに“日本初の女性総理”が誕生するまでの24時間を描いたものだ。CTUのオフィスや内線音、時報の音に至るまで忠実に再現され、一気に原作ファンの心を掴み話題となった。
「ウォーキング・デッド」は、ゾンビがはびこるアメリカを舞台に、主人公のリック(アンドリュー・リンカーン)ら生存者たちが、生き延びるために様々な障害や敵に立ち向かうサバイバル・ヒューマンドラマだ。2010年のシーズン1から2022年のシーズン11まで約12年間の長きにわたり放送され、シリーズ終了の際には「大好きな番組がまた終わる…」「素晴らしいシリーズだった」などファンから作品を惜しむ声が多数寄せられた。
そんな大人気ドラマのシーズン1では、ジョージア州のとある町で保安官をしていたリックが任務中に負傷し意識不明となる。そして目覚めたときには世界が一変。“ウォーカー”と呼ばれるゾンビがそこら中を徘徊していた。出会った男性からアトランタに避難キャンプ所やCDCと呼ばれる疾病対策センターがあることを聞き、そこで妻子との再会を果たすと、生き延びる為に仲間とともに安住の地を求めて戦い始める――。
本作では主人公のリックのほかに、気性は荒いが情に厚く、自分の命を危険にさらしてでも仲間を助ける経験豊かなハンターのダリル(ノーマン・リーダス)や、過酷な状況の中でも優しさを失わず、愛する人のために困難にも立ち向かう強さを見せる青年グレン(スティーブン・ユァン)をはじめとする個性豊かな人物たちが続々と登場。そんな彼らが繰り広げる対立や友情、恋愛などが視聴者の共感を呼び、SNS上でも感想や考察コメントが飛び交った。
そういった流れもあってか、グレンの恋人マギー(ローレン・コーハン)と、敵対するニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)のその後を描いた「Isle of the Dead(原題)」や、フランスを舞台にダリルの後日譚を描いた「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン」など、人気キャラに焦点を当てたスピンオフ作品も発表されている。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)