美鳥の言葉に胸がギュッとなった。その理由が、翌日、美鳥の口から明かされた。
北海道に戻る美鳥を空港に見送りに行ったゆくえに、「私ね、2人って好きなんだよね」と語り始めた美鳥。「自分のためだけに相手がいるって感じが安心する」のだという。
ゆくえが、椿ら4人で最初に集まったときに「2人組作るのが苦手」という話題で盛り上がったと明かすと、美鳥は「想像でき過ぎる」と笑った。そして「私はね、4人みんなのこと好きだけど、それぞれと2人でいる時間が好きだったし、2人ずつで会ってみて、今も好きだなって思った」と言いつつ、「5人は違うのかも」と打ち明けた。
みんなで会えたことは楽しく、うれしかったが、「4人と自分1人」だと感じた美鳥。ただ、「私はみんなと2人ずつで出会ったから。それはそのまま変わらなくていいの。仲間に入れなくていいし、むしろよかった。この4人が出会えたって思うと、今まであったこと全部意味があったって思える。よかったって思える。それくらい4人が仲いいんだもん」と付け加えた。
これまで2人組が苦手な4人に共感の声が多く集まっていた本作。そこに美鳥という別の視点が入った。SNSには「4人の気持ちも、美鳥ちゃんの気持ちも、どっちも分かる気がする」「みんな好きだけど2人がいいってのすごく分かる」「美鳥の2人組についての言葉がすごくしっくりきた」「私も2人組が好き」「5人になると歯車あわなくなっちゃうの切ない」「美鳥の居づらそうな感じがリアル」などの声が上がった。
4人がそれぞれ美鳥といい関係を保っていても、5人が集まると何かが違う。4人が過ごした共通の時間がそう思わせてしまうのが、切ないけれどリアルだ。そんなリアルな感情を呼び起こす物語。クライマックスに向け、4人+1人がどう進むのか、ますます目が離せない。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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