――IZ*ONEの2人が復帰してから卒業を決めたとのことですが、その後に宮脇さんや矢吹さん、本村碧唯さん、運上弘菜さんなど他のメンバーが先に卒業していきました。
奈子は結構前から感じていて分かっていたんですけど、他のメンバーの卒業まではさすがに分からなかったから、みんなの発表が本当に驚きで、後輩の気持ちを考えたら不安だろうなっていうのは伝わってきていました。でも、そこはドンッと構えて、逆にチャンスだと思ってほしいなって私は思っています。
――田中さんは卒業のことを矢吹さんに相談されたんですか?
卒業すること自体、あまり誰にも相談はしてなくて、先に卒業された指原さんだったり(田島)芽瑠ちゃんには言っていたんですけど、奈子とはお互いが卒業するっていう話はしたことありますが、卒業する相談はあまり頻繁にはしなかったです。卒業だけではなく深い話ができる仲なので、いろんな話をしています。
――指原さんの卒業、宮脇さんと矢吹さんが韓国での活動に専念されている間、メンバーみんなでHKT48を盛り上げていたわけですが、その中でも田中さんが全力でグループを引っ張り、守っていたことをファンの皆さんは分かっています。
指原さんからも「さくちゃんと奈子ちゃんがいない間、HKT48を引っ張ってくれていたのは間違いなく美久だよって言ってもらえました。それがファンの人にも伝わっていたなら、私は自分の役目を果たしたって思えるからとてもうれしいです。“良かったぁ”って一安心しています。
――ただ、個人でも活躍されている田中さんが卒業することで、今後のHKT48の活動に不安を感じるメンバーやファンはいると思います。
でも、指原さんが卒業した時は自分もまだまだでしたし、そういう面ではやっぱり人は変わっていくと思うんです。今のHKT48を見ても、ブレークするだろうなっていうポテンシャルを持っている子が勢ぞろいしたのがHKT48だと思っているので。
「また大きいステージに立ちたい」って後輩が言っていた言葉がすごく響きました。“次は私が引っ張っていくぞ”っていう意気込みのあるメンバーたちがいるなら、HKT48は絶対にこれからもっともっと全国区になっていくんじゃないかなって、私は期待しています。