――そんな期待の後輩の中の2人、石橋颯さんと竹本くるみさんが、次のシングル「バケツを被れ!」でWセンターを務めます。初選抜も4人いて新しい風を感じる新曲となりそうですね。
今回の選抜メンバーの中で、自分が一番先輩なんです。そのシングルで卒業するっていうのもすごく感慨深いですし、センターをやってくれる2人は、私が奈子ちゃんと(2人で初センターを務めた)『早送りカレンダー』をやった時期とちょうど同じくらいの活動期間なんです。
いぶきとくるたんがセンターなので、これからどんどんどんどんかわいさが世に知れ渡って人気になっていくんだろうなと思うとワクワクが止まらないですし、初選抜の子もみんなポテンシャルの高い子ばっかりなので、これからのHKT48を温かい目で見ていただけたらと思います。
「誰かの穴を埋めなきゃいけない」っていう思いとかもメンバーの中にあったりするんですけど、私的には穴を埋めなくてもHKT48は変わっていくものだから、全然そういう気持ちではなく、自分の色をつけていくだけでいいんだよっていうのを伝えています。
でも、やっぱりどうしてもメンバーたちは「誰々が卒業したからどうしよう」って言っちゃうんですよね。でも、安心して今のメンバーに任せたいです。
――最後のシングルとなる田中さんがセンターなのかなと思っていた人も多いと思います。
新しいこれからのHKT48を見せるためには後輩がセンターに立つべきだと思うし、心の中でセンターとして見ていただけたらいいなとも思います。
――そんな新曲はどんな曲ですか?
「どんなことがあってもなんとかなるし大丈夫」っていう心に寄り添える歌詞だなと私は思っていて、ミュージックビデオではアイドルがバケツを持って踊っているという、なんとも斬新で楽しい映像になっています(笑)。48グループでバケツを持って踊るアイドルは絶対いないと思うので、すっごく面白いMVになっていると思います。
――歌詞を見ると田中さんを送り出す曲にも感じますね。
そうですね。いろんな意味に捉えられると思うんですけど、自分でも卒業するシングルとなった時に、「君の未来がけがしないように」とか「何があっても大丈夫だ」っていう意味が込められた歌詞になっているので、私も何かあったらバケツを被るというか(笑)、身の回りにあるものをバケツじゃなくいろんな捉え方にして、この歌詞を胸に次へ羽ばたいていきたいと思います。