注目の10代ダンサー・SANTAがレポートする“Blue Print Vol.7”「父親参観日」

2017/08/08 14:17 配信

芸能一般

“Blue Print Vol.7”「父親参観日」


“Blue Print Vol.7”「父親参観日」を観に行ってきました。もちろんこの舞台についてお話したいことは山のようにあるのですが、まずこの話をしなくては始められません! なぜなら僕の人生を揺さぶり続けてくれている方が出演されているからです。その方がGLASS HOPPERのTATSUOさん!!

終演後、記念に撮影。写真左より、TATSUO、YOSHIE、SANTA


説明不要の「バッタの王様」です! 僕のヒーローは仮面ライダーでも、ウルトラマンでもありません。PINOCCHIO+GLASS HOPPERです(笑)。僕は2年前にTATSUOさんと2人でshowをさせて頂きました。その時、衝撃を受けたんです。これまでにもTATSUOさんと踊らさせて頂いたことはあるのですが、2人で作品を作るというのは初めてで、「激しくなりそうだな」「とんでもないフロアが待っているのだろうなー」と心を躍らせていました。そうしたら、練習初回で「今回の作品は恋愛ものだから」といきなり個人的な恋愛話から始まったんです。“え! ハウスダンスですよね?”。あまりにも衝撃でした。今まで僕が経験してきたネタ作りには、まったくないことをたくさん教えていただきました。

とは言ったものの、とんでもないフロアも生まれましたが(笑)、その作品は日本では“ODORIGOKORO”や“DANCE@PIECE”でも踊らせていただきました。そして中国でも!

中国に滞在時の写真


この経験が僕のダンスへの考え方を変えてくれたんです。まさに、僕の人生を変えてくれた瞬間でした。本当にTATSUOさんには今でも感謝しています! 今まで僕の中には、アンダーグラウンドの世界しか見えていませんでしたが、表現者としてダンスのみならず、演技やコレオグラファー、メディアの世界など...湧き出るようにやりたいことが増えていきました。もっと広い意味で、自分の可能性にかけてみたいと思ったのも、TATSUOさんのお陰です。

“Blue Print Vol.7”「父親参観日」


そして、ようやく本題です(笑)。TATSUOさんが所属するBlue Print。

“Blue Print Vol.7”「父親参観日」


まずBlue Printとは、「SMAP×SMAP」や数多くの有名アーティストの振付を手がけるJUNさんを中心に、TATSUOさん、DA PUMPメンバーのTOMOさん、劇団SETの大竹浩一さん、KUNI NISHIZAWAさん、ATSUSHIさん、MAEDAさん、山根和馬さん、大関真さんからなるエキセントリックなキャラクターとハイレベルなダンスパフォーマンスを融合させた、エキセントリック・ダンステイメント・クルー! そして今回はWOWOWシナリオ大賞受賞者の福島カツシゲさんが脚本・演出を担当。なので今回は、いつもとはひと味違うBlue Printなんです。

“Blue Print Vol.7”「父親参観日」


僕が想像した「父親参観日」とは違い、教室の後ろにオヤジ達が並んでいます。そこにはサラリーマンのオヤジや、ラーメン屋のオヤジ、喫茶店のマスター、町工場を切り盛りする兄弟、様々な職業・キャラクターのオヤジたちが派手なセットの中ではなく、ただ自然に話し合っている。その会話にどんどん引き込まれていく。もちろんパフォーマンスはあるのですが、ダンサーさんが本気で取り組む芝居が衝撃的でした!! 凄まじい量のセリフで、予想を覆されるストーリー、先ほどさらっと耳に入ってきた言葉が後から繋がってきて...。もう一回みたい! 何回も見て、あの時のこのセリフってそういう意味なのか!と答え合わせをしたいですね。いろいろ探したくなるような内容でした。

“Blue Print Vol.7”「父親参観日」


観終わった後も余韻が残る初めて経験したお芝居でした。ストリートダンスの可能性を広げ面白い舞台を観させて頂きました!

Blue Print メンバー集合写真

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