【漫画】「サンマ皆死んでたわ…。」と衝撃の電話が…初めてのバイトでの失敗談に「笑っちゃった」「成長ですね」の声

2024/01/25 18:30 配信

芸能一般 インタビュー コミック

初めてのバイトでの失敗談が話題画像提供/どてらぞぬさん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、どてらぞぬさんがX(旧Twitter)に投稿した『週間ぞぬ通信 vol.26「初めてのバイト」』をピックアップ。

作者のどてらぞぬさんが3月2日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、5千以上の「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、どてらぞぬさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

「…やはり僕は…社会不適合者なのか…?」

『週間ぞぬ通信vol.26「初めてのバイト」』より画像提供/どてらぞぬさん

大学に入学したころ、友達が働くスーパーが人手不足ということで働かないかと言われた。バイトの経験は無かったが、欲しいフィギアがあったので何も考えずに働くことにした。大学のアルバイトは「みんなで楽しく!」という感じだと思っていたが、配属されたのは精肉部だった。精肉部の仕事は、肉の解凍や冷蔵、品出しや肉の血を拭くタオルの洗濯など色々とあった。
他にも、今日の夜は商品がなぜかよく売れるな~と思っていたら、割引のシールを間違って貼っていたり、店内放送を頼まれ「…えっと…」「あの~」を繰り返してしまい店長に「最近大学はどう?」と気を使って謎の質問をされたことなども。
さらに鮮魚担当の先輩から「売り場のサンマ、冷蔵庫に入れといて!」と言われが、なぜか冷蔵庫手前にサンマを放置して帰宅してしまった。翌日の朝、駅のホームで「サンマ皆死んでたわ…」と怒られたのであった。

初めてのバイトでの様々な失敗を描いた本作。笑えるハプニングなどもたくさんあり、ネット上では「サンマのミスは笑っちゃいますね」「これはスーパーのバイトあるあるですね」といった声が上がっていた。また、新社会人や初めてのバイトに対して「初めてバイトする人が不安になっちゃいますよ(笑)」「たまにはこう思い出すことも大事ですね」「失敗することで成長するんですよ」といった声も寄せられた。

「新社会人や初めてバイトをする方に向けたエール」作者・どてらぞぬさんが語る創作の裏側

『週間ぞぬ通信vol.26「初めてのバイト」』より画像提供/どてらぞぬさん

――『週間ぞぬ通信 vol.26「初めてのバイト」』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

初めてのバイトって、きっと誰でも思い入れのあるものだと思うんですよ。

僕にとっては、漫画に描いたスーパーの精肉部が初めてのアルバイトでした。振り返れば、良い思い出もあれば、悪い思い出もあると思うんです。そういうのを、できる限り等身大に、包み隠さず描くことで、読んでくれた人も何かしら思い出したりするのかな?と思って描きました。

後は、こんな僕でも失敗しながらそこそこ働けたよという…

まあ、新社会人や初めてバイトをする方に向けた、エールですかね(笑)。

――『週間ぞぬ通信 vol.26「初めてのバイト」』 の中で気に入っているシーンがありましたら、理由と共にお教えください。

サンマを放置したエピソードは気に入ってますね。

それを実際にやらかしてしまった時は、もう…猛省しましたけど…。職場の方が強く怒ったりせず、悲しそうに「サンマが皆死んでいた」と…。遠回しに放置を伝えてきたのが、どうにも忘れられません。
サンマさんにも申し訳ないです。ごめんなさい。

――『週間ぞぬ通信』では主人公の”僕”が猫で描かれていますが、理由やきっかけなどはあるのでしょうか。

学生時代からこの猫のキャラクターを使用していました。ノートの端などに描いていたという感じですね。眉間のシワには多少こだわりがあります(笑)なぜシワがついているのかと言うと、辛いことばかりのこの世の中で、常に眉間にしわを寄せていたら、戻らなくなったという理由です。

――どてらぞぬさんの作品の絵の独特なタッチに多くのファンが魅了されていますが、描くうえで意識していることなどありましたらお教えください。

この「初めてのバイト」はあまり色を使用していませんが、最近の漫画のこだわりは「色」ですね。
あと、「見やすい線」にもこだわっています。なるべく線を減らして、太く見やすく。読みやすさと見やすさにこだわって漫画を制作しています。

――どてらぞぬさんの今後の展望や目標をお教えください。

今まで通り、過去の話や現在の話を、あるがままに、低温に描いていければ良いなと思っています.
「足るを知る」をテーマに、日常や感覚をテーマとした漫画を制作していきます。

――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。

いつも漫画を読んで下さってありがとうございます。

これからもゆるくマイペースに漫画を描いていきますので、お暇な時にまた読んでやってください。