ジェイミーとヴィヴィアンは、ピッパが閉じこもっていたという108号室に行き、ピッパが残した手掛かりを探す。すると煙探知機の中から「ダニエル ジョージア フェリペ ジェシカ」と名前のリストのようなものが書かれた紙が見つかった。
ヴィヴィアンは、コーマック、ロージーと共に紙に書かれていた名前を調べていると、リスト内の“フェリペ”はデッキの掃除係で、“ダニエル”という人物と4カ月前に全く同じ内容をSNSに投稿し、それきりになっていたことを知る。
そしてロージーから“船の人事部に従業員についてのデータがある”と聞いたジェイミーとヴィヴィアンは、あの手この手で人事部に侵入し、端末でリストの人物を調べる。
するとリストの人物のステータスは「逃亡」になっており、その記録者はなんとカレンだった。そして、前話のラストで殺害されたジェロームも、カレンが「逃亡」に変えていたのだ。
ジェイミーはサムにリストのことを伝えると、なぜかサムは知るはずのない“ジェロームの死”について知っていた。そこでジェイミーが「ジェロームのことは話してない」と告げると、サムはいきなりジェイミーに襲いかかり、「(ピッパがどこにいるか)知りたいか?俺が船の端まで追い詰めたんだ。彼女は落ちた」と打ち明けた。
その後ジェイミーはサムから逃げようとしたところ、航海士たちとカレンに囲まれてしまう。そしてジェイミーはカレンに殴られ、意識を失うのだった――。
第4話では、サムは既婚者で、その真実を伝えることでピッパが精神を病んでしまったこと、そしてピッパが船から落下したのもサムが原因だったことが判明した。ピッパの生死は未だ不明だが、もしサムの言うことが本当であれば、第1話冒頭のアヒルの着ぐるみの正体は“サム”だったということになる。
また、同話のラストでは航海士と副船長のカレンがジェイミーのことを襲うシーンが描かれた。誰がどんな目的で殺人をはたらいているのか不明だが、殺されたジェロームをカレンが“逃亡”と記録したこと、そしてサムがその事実を知っていたことから、航海士とカレンは実は裏でつながっており、少しずつ真実に近づいていくジェイミーを恐れて、口封じのために襲ったのかもしれない。
ジェイミーはこのまま航海士たちに消されてしまうのだろうか…。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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