【漫画】この世に未練を残し彷徨う幽霊、社畜サラリーマンとの出会いから始まる物語に「あったけぇ」「毎日読みたい」と反響

2024/01/03 09:00 配信

芸能一般 インタビュー コミック

「もっと人に優しくしておけばよかった」独りで最期を迎えた幽霊と、疲れ果てた独りのサラリーマンの出会い画像提供/中山ゆきさん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、孤独を抱えながら最期を迎え、幽霊になってしまった主人公が、会社が辛すぎて疲れたサラリーマンとの出会いを描く『幽霊と疲れた会社員』をピックアップ。本作は作者・中山ゆきさんのXにて、続きが毎日投稿されている。

作者の中山ゆきさんが11月19日に本作をTwitterに投稿したところ反響を呼び、7.7万件を超える「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、作者・中山ゆきさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

「自分を見てくれる人はいなかった」主人公が残した未練から始まる出会いが「ほっこりする」と話題に

『幽霊と疲れた会社1』(2/5)画像提供/中山ゆきさん


主人公は、病院での今わの際。向かいのベッドからの笑い声に対して、1人の自分を振り返り「自分を見ていてくれる人はいなかった」と寂しく息を引き取った。「もっと人に優しくしておけばよかった」と後悔を残した主人公は、気づいたら幽霊になっていた。この世にまだ未練があったそうだ。どうしようかなとさまよっていると、泣いているサラリーマン・野崎秋人(のざきあきと)と出会う。長時間労働や休日出勤に嫌気が差し、グズグズ泣く野崎。なんだこいつと思いつつも、彼がつぶやいた言葉が気にかかり、2人の物語が始まる。

現世で自分を見てくれなかった寂しさから始まった幽霊と社会に疲れたサラリーマンの話に「ほっこりする」「あったけえ」と反響。毎日の更新される彼らの物語に「最近ハマっている」「読むのが日課」と話題になっている。疲れた会社員・野崎にも共感の声が寄せられている。

人々の毎日の楽しみとなっている作品を手がける、作者・中山ゆきさん「なんでも言える場を作っていきたい」

『幽霊と疲れた会社1』(3/5)画像提供/中山ゆきさん


――「幽霊と疲れた会社員」を創作したきっかけをお教えください

最近疲れている人が多いなと、ぼんやりと思ったのがきっかけです 。

――本作に登場するキャラクターへのこだわりがございましたら、お教えください。

会社員の野崎さんには、色んな人と出会って色々な価値観を学んでいってほしいので、野崎さんが今まで出会ったことのない人を描こうという点にはこだわっています。

――多くの読者が本作を毎日の楽しみにしていますが、この大きな反響へのご感想をお教えください。

たくさん反応いただけているのがありがたいです。

やはり皆さん感想や意見を言うのに、少しプレッシャーがあるのかなと思うので、もっと気軽になんでも言える場を作っていきたいです。

――特に気に入っている話やセリフがございましたら、理由とともにお教えください。

お互い落ち着いて、思考を共有できている回が好きです。

――今後の展望や目標をお教えください。

色々な方とお話しがしてみたいので、誰でもいてよくて、なんでも言える場を作っていきたいです。

――最後に作品を楽しみにしている読者やフォロワーさんへのメッセージをお願いします。

みなさんそれぞれ、意見や感想があると思うので、それを聞かせていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!