ボーカルユニットUthmがデビューライブで三姫三様の歌声を披露　プロデューサー広瀬香美とのコラボステージも

ファンにあふれんばかりの愛を届けたMomoka

最後に、明るい表情で登場したのはMomoka。「Reach for the stars」を、最終審査後からパワーアップした歌声で披露した。YouTubeで自作の楽曲の投稿を続け、登録者数15万人超を誇るMomoka。会場に集まったファンは、ピンクや紫の色鮮やかなサイリウムを振り、彼女の歌声を彩った。Momokaは「とてもこの日を心待ちにしていた」と語り、集まったファンに視線を送った。

今回のライブでは、オリジナル楽曲の中でもMomokaが特に自信があるという「おたまじゃくし」と「線香花火」の2曲を選曲。優しい歌声とアコースティックギターの演奏で、観客に届ける。「おたまじゃくし」という素朴な楽曲名からは想像もできない、力強い歌い出しで観客の視線はMomokaに一挙に注がれた。「線香花火」では、自ら観客に求めた手拍子と共に、にこやかに歌い上げた。

2曲を歌い終わると、唐突に「特技を披露する」と宣言したMomokaは、番組で広瀬の前でも行った「利きメロンパン」を、このライブでも披露するという。観客に見守られながら、番組内では失敗してしまった利きメロンパンに再挑戦したが、今回も残念ながら失敗に終わる。

その後、Momokaに呼び込まれて広瀬が再登場。Momokaが選んだ楽曲は、ライブ映像を見た時に一緒に盛り上がりたいと強く感じた「真冬の帰り道」。曲の歌詞に合わせて軽く踊りながら歌うMomokaは、ステージを縦横無尽に駆け巡った。そんなMomokaのステージの様子を、広瀬も優しく見つめながら伴奏にも熱が入る。そして、広瀬からの手紙では毎日マンツーマンのレッスンに励むMomokaの姿に、「選んだことは間違いではなかった」と感心している。「あなたのやり抜く力があれば、本物のアーティストとして掴める」とあたたかなエールが送られた。

最後に、Momokaも広瀬との「Reach for the stars」のコラボでステージを締め括った。

アンコールで3人の歌姫が届けた一足早いクリスマスプレゼント

初ライブにもかかわらず、満足度の高いステージに、会場にはアンコールを求める手拍子がすぐさま巻き起こる。観客のエールに応え、Nonoka、Sayaka、Momokaの3人は、クリスマスを目前に控えているということで、サンタ帽やトナカイのカチューシャをつけて登場。

Nonokaから「クリスマスプレゼント何をもらうか決めた？」と聞かれ、和気藹々としたMCタイムが行われる。Nonokaがピアノ、Sayakaがウクレレ、Momokaはベルを演奏し、クリスマスソングである「ジングルベル」を披露。

Nonokaが「今こうやってステージに立てているのは、皆さんがいてくださっているからこそ」と観客に感謝の思いを伝える。そして、今回のデビューライブを実施できたことへの喜びを、3人で歌い上げる「Reach for the stars」で表現。全く異なる声質を持つ3人の歌姫が奏でるハーモニーに、観客の盛り上がりも最高潮を迎え、熱狂のうちにライブは幕を閉じた。