乃木坂46の4期生であり、野球好きと知られる黒見明香がメジャーリーグベースボール(以下、MLB)の魅力を伝える初冠企画MLB連載「9-6-3のファインプレー!」。乃木坂46の野球好きの久保史緒里・向井葉月・金川紗耶・柴田柚菜と共に結成された「乃木坂野球部」のメンバーであり、「ABEMA BASEBALL SPECIAL SUPPORTER」としてゲスト出演してきた「ABEMA」のMLB中継内では、あらゆる野球データが記載された直筆の通称・黒見ノートが視聴者の間で「レベルが高すぎる」と度々話題になった。
今週は、先週に引き続き、元メジャーリーガーで現在、行列ができるプロ野球解説者として人気の五十嵐亮太と黒見明香の対談第2弾。解説者として心掛けていることや、黒見への金言、さらには今年MLBで活躍した千賀滉大投手、来年MLBに挑戦する今永昇太投手について語っていただきます。
――前回五十嵐さんには、黒見さんの努力家ぶりを語っていただきましたが、来シーズン番組に出演する際、どんなところをさらに深掘りしていくともっと良くなると思いますか?
五十嵐:黒見ノートのデータは素晴らしいと思います。データって解説をするうえでも大事なんですよ。さらに上を目指すなら、そのデータをどう生かすか。黒見さんの視点をプラスすると「黒見さんはこういう角度で見ているんだ」という個性になると思うんです。でもそれが難しい。僕も解説者1年目のときは、なんとなく自分を出し過ぎない方がいいのかな……なんて周囲と合わせる意識が強かった。黒見さんももし来年も解説者2年目として新たなお仕事に挑戦するとすれば、「ここまで自分を出しても大丈夫かな」と分かってくると思うんです。そうなってくればどんどん広がっていきますよ。
その場に合ったデータを提供するのはとても大切なことですが、それって調べればわかるじゃないですか。そのデータを使ってどう分析するかが、自分の考えになる。「なるほど、このデータを使ってこんなことを導き出したんだ」と思えば、視聴者も黒見さんの存在がより強く印象づけられると思うんですよね。
黒見:とても勉強になります。
五十嵐:野球って結構奥が深いし、同じものを見ていても違う答えが出てくるのが面白い。黒見さんもどんどん自分の個性を見つけていってほしいですね。
――来年はぜひMLBの現地に行って取材する……なんて機会もあったらいいのですが、メディアとして本場での取材で気をつけることはありますか?
五十嵐:日本のメディアはロッカールームに入れないのですが、アメリカは申請すればロッカールームでの取材もできるんです。最初はびっくりすると思いますが、普通にお尻を出して着替えている選手もいますからね(笑)。僕も選手の時は、最初恥ずかしくて、記者さんがいるときは着替えるのに抵抗がありましたね。
黒見:確かに選手のインタビュー映像に、服を脱いだ状態の他の選手が映り込んでいるときがありますよね(笑)。
五十嵐:それがMLBなんですよね(笑)。もし現地取材をするときは、びっくりしないように心の準備はしておいた方がいいかもしれません。
黒見:本当に来年、そういう機会があったら嬉しいですね。
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