俳優・本郷奏多の快進撃が止まらない。累計220万部突破の人気ミステリーを山崎賢人主演で映像化する映画「氷菓」(11月3日公開)への出演も決定。山崎演じる折木奉太郎らが追う33年前の謎めいた高校生・関谷純を演じる。
「氷菓」は米澤穂信原作の学園ミステリー小説。高校の“古典部”に入部した奉太郎(山崎)らの活躍を描く「古典部シリーズ」は、累計220万部突破の人気シリーズ。ひょんなことから廃部寸前の「古典部」に入部した奉太郎(山崎)と好奇心のかたまりのような少女・千反田える(広瀬アリス)、同級生の伊原摩耶花(小島藤子)、福部里志(岡山天音)の4人が、10年前に出国したまま行方不明になっている、えるの伯父・関谷純にまつわる謎に迫る。
そして今回、本郷奏多が作品のキーパーソンとなる関谷純の高校時代を演じる。本郷は‘90年11月15日生まれ、宮城県出身の26歳。映画「GANTZ」(’11年)や「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」(’15年)、「闇金ウシジマくん Part3」(’16年)など話題作に次々と出演し、研鑽を積んできた。今年はドラマ「怪獣倶楽部~空想特撮青春期~」(TBSほか)で主演したほか、’15年の「アカギ」(BSスカパー!BS241/Ch.585)と今年放送の「ラブホの上野さん」(フジテレビ)の主演ドラマ2作品はともに好評で、続編の放送が決定するなど周囲の評価も高い。
「氷菓」への出演について本郷は、「アニメを見ていて好きな作品だったので、純粋に嬉しかったです」と嬉しそう。「無理なく実写化できる世界観でありながらとても人気のある作品なので、実写化するならぜひ見てみたいなと思っていました」といい、「心地よい世界観の作品になることと思います」と作品をアピールする。
主演の山崎とは、’14年の二宮和也主演ドラマ「弱くても勝てます」(日本テレビ系)で野球部のチームメイトを演じて以来の共演となる。しかし、今回の役柄は33年前の高校生。監督の安里麻里氏が「脚本を執筆している間は、顔すら出さなくてもいいのではないか?とすら考えた」と打ち明けるほど、謎めいた存在だ。実際、現場では終始一人きりでの撮影だったといい、本郷自身も「どなたともご一緒できず寂しかったです」と残念そうに振り返る。
しかしその仕上がりは、安里監督が「迫力、説得力は私の頭にあったものを超えていました。天才とはこういう人を言うのかもしれないと感じます」と絶賛するほど。今作のほか、今秋には主演ドラマ「アカギ」、「ラブホの上野さん season2」の放送が控える。安里監督曰く「聡明で、芝居やアクションの勘が素晴らしく、撮影していて感動する瞬間が何度もありました」、そんな唯一無二の魅力を持った俳優・本郷奏多の今後から、目が離せない。
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