山崎賢人、30歳を迎える2024年の目標を明かす「ハリウッド作品に、日本人役で出演したい」<ゴールデンカムイ>

2024/01/23 08:30 配信

映画 インタビュー

映画「ゴールデンカムイ」で主演を務める 山崎賢人撮影=友野雄

シリーズ2700万部突破のベストセラー漫画「ゴールデンカムイ」(集英社)が実写映画化。1月19日より全国公開が開始した。WEBザテレビジョンでは、本作の主人公・杉元佐一を演じる山崎賢人にインタビューを実施。原作への印象や、撮影中のエピソード、30歳を迎える2024年の目標について話を聞いた。

それぞれのキャラクターとの対峙(たいじ)に魅力を感じた

山崎賢人撮影=友野雄


――「ゴールデンカムイ」への出演が決まった時の気持ちを教えてください。

プロデューサーの松橋真三さんからお話をいただきました。そのときに「こういうふうに実写化したい」という構想を聞いたのですが、絶対におもしろくなるなと思いました。そもそも「キングダム」でもお世話になっている松橋さんが想い描く、いろんなことを乗り越えた男・杉元を演じられるのがうれしかったので「やりたいな」と思いましたね。

――もともと作品は読んでいたのでしょうか?

いえ、出演が決まってから読みました。ただ、松橋さんからお話をいただいた段階で、どんなところがおもしろいのかという要素をお伺いしたのは覚えています。実際に読んだ時は、本当にお話を聞いた通り、おもしろい作品だなと思いましたし、杉元のこともめちゃめちゃ好きになりました。

――特に好きなポイントがあれば教えてください。

各キャラクターとの関係性が好きですね。アシリパさん、尾形、白石…それぞれと対峙(たいじ)したときの杉元がまた全然違うなと。

例えば、アシリパさんは、子供だけど自分にはない自然の世界で生き抜く術を持っているという部分で、杉元の中にリスペクトがあると思っていて。相棒として「アシリパさん」って「さん付け」をして呼んでいるところとかは、杉元なりの距離感だと思うんです。白石に対してとは、また全然違った態度だなと。

一方で、白石とは自然界の厳しさには抗えないシーンで、ちょっとだけ意気投合するシーンもあったりして。普段は少し距離を置いているはずなのに、火がついたらふたりではしゃいで喜ぶシーンとか、すごく好きでした。

山崎賢人撮影=友野雄


杉元を演じる上で、とにかく体を大きくした

映画「ゴールデンカムイ」より (C)野田サトル/集英社 (C)2024 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会


――杉元を演じる上で、準備しなきゃいけないなと思ったことはありますか?

とにかく体をデカくしよう、と。それから、メンタル。杉元は不死身の杉元と呼ばれるくらいの男なので、そういう生命力の強さみたいなところは、心身ともに持っている必要があるというか、佇まいで見せられたらいいなと思いました。

それから、何人も人を殺してきているので、触れたら危険な匂いじゃないですけど、1個1個の動作に怖い落ち着きとかがあればいいのかなって、自分の中では考えていましたね。

――具体的には、どんなことをしましたか?

筋トレです。ウエイトトレーニングをして、軍事監修者指導のもと、アクション練習もして。ちゃんと動ける筋肉になれたかなと。

――軍事監修者によるアクション練習もしたんですね。

はい。杉元の背景を考えた時に、動きが染み込んでいることが、大事かなと。模擬銃を買って、装填を何回も練習したり、家でやったりもしました。スムーズに動けないと、違和感があると思ったので。

――ビジュアル面でのこだわりはありますか?

何回も衣装合わせをさせていただきました。戦地をくぐってきた軍帽と、マフラーも。マフラーの色味や模様の感じも、映像化する上でベストなものを何度も合わせましたね。中に着ている着物もそうですし、コートもそう。ちょうど和と洋が入れ替わる時期なので、すごくすてきでおもしろい装いになっていると思います。

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