田中麗奈、“初代なっちゃん”から25年 演技派女優として引っ張りだこの現在 新作では“主人公の母”役で鍵を握る人物に<ワンダーハッチ>

2023/12/28 07:10 配信

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田中麗奈※2022年ザテレビジョン撮影

“初代なっちゃん”こと田中麗奈が、12月20日より配信がスタートした、実写とアニメの2つの世界が舞台のファンタジードラマ「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」で主人公の1人・ナギ(中島セナ)の母を演じている。10月期ドラマ「いちばんすきな花」(フジテレビ系)で物語のキーマンとして出演し、SNSで大きな反響を呼んだばかりの田中のこれまでを振り返ってみる。(以下、ネタバレを含みます)

10月期ドラマのキーマン役で話題に


“語りたくなるドラマ”として、毎回SNSでさまざまな感想が寄せられたドラマ「いちばんすきな花」。多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠がクアトロ主演を務めた同作において、田中の出演が判明したのは物語も後半に突入した第7話のラストだった。

4人の主人公の共通の知り合いだった人物。ただ、4人が語っていたのは、中学時代は先生もクラスメートも怯えるような存在、ぽわぽわした優しい人、憧れだった頭のいい塾講師、ずっとイライラしていつも不機嫌だったけど的確にものを言う非常勤講師と、とても同じ人とは思えない人物像だった。

そんな謎のキャラクターを田中が演じると分かったとき、視聴者からは「すべてに当てはまる」「全部の要素がありそうなナイスキャスティング」と大きな反響を呼んだ。

劇中の会話のみで生み出された複雑な印象のキャラクターを、まだ本格的な演技を見せる前に、視聴者から太鼓判を押されるのは珍しい。それほどに田中の演技に信頼が寄せられている証拠で、実際、その後の展開で物語のキーマンとしての役割をきっちりと果たして期待に応えた。


“初代なっちゃん”CMで人気を得て、夢だった俳優の道へ


そんな田中は1980年生まれ、福岡・久留米市出身。高校在学中の1998年にサントリーの果汁入り飲料「なっちゃん」の初代ブランドキャラクターに選ばれ、その透明感あふれる姿で一躍全国区となった。幼いころから俳優を志していた田中は、同年の映画「がんばっていきまっしょい」で初主演し、ボートに打ち込む女子高校生たちのキラキラした青春物語で主人公を好演。「第22回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞する評価を得た。

その後、交通事故で視力を失った孤独な主人公女性を演じた「暗いところで待ち合わせ」(2006年)、猫娘を演じた「ゲゲゲの鬼太郎」(2007年)、麻生久美子とW主演した原爆がテーマの「夕凪の街 桜の国」(2007年)、藤沢周平の短編小説を原作にした時代劇「山桜」(2008年)、日台合作の「おもてなし」(2018年)などの映画や、大河ドラマ「平清盛」(2012年、NHK総合ほか)と「花燃ゆ」(2015年、NHK総合ほか)、Huluオリジナルドラマ「あなたに聴かせたい歌があるんだ」(2022年)などに出演。

漫画原作のキャラクターから時代劇、社会派作品まで、さまざまな役で演技力を発揮してきた。そして透明感のある雰囲気と凛とした佇まいという、デビュー時からずっと変わらない魅力が演技力と共に役柄に生きて、主役でも脇役でも存在感を放つ。

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