「M-1グランプリ2023」審査員の山田邦子、さや香について“漫才に命を懸ける根性を見せてくれて特に好きになった”＜ABEMA Prime＞

カンニング竹山が月曜MCを務めるニュース番組「ABEMA Prime」(毎週月～金曜夜9:00-11:00　ABEMA NEWSチャンネル)の12月25日の放送回では、「M-1グランプリ2023」で審査員を務めた山田邦子ともに「納得できる審査」を考えていった。

「M-1グランプリ2023」から一夜明け、生出演した山田は、「声がガラガラ。大会が終わったらすぐに帰れるわけではなくて、審査員も取材が続く。『さや香の悪口をなんで言っちゃったんですか？』とか(笑)」と話し、笑いを誘った上で、表彰式で発言した「さや香の最後のネタ、ぜんぜん良くなかった」について、山田は「悪口じゃないのよ。決勝に残ったほかの2組はコメントされていたのに、何も触れられないなんてかわいそうじゃん！」とふり返った。

また、「M-1グランプリ」の審査について、山田は「『M-1』と競馬ファンは似てる。『これはぜったいに来る！』と分析して楽しんでいる人が多い」とした上で、「みんなと私の分析が違うと、3月までいろいろ言われちゃう(笑)。批判されるから、審査員のオファーをお断りする人も多いみたい。私はこの番組が大好きだったから、『ラッキー！』と思ったけど」と明かした。

カンニング竹山は「いろんなテレビ局でお笑い大会をやっているけど、『M-1』だけが『審査がおかしい』と言われる。これはみんなが楽しんでいる証拠で、熱くなっちゃってるんですよね」とコメントした。

自身の審査基準について、山田は「点数が10点満点だったらやりやすいけど、100点満点の『M-1』は『91点の92点の差は？』と問われてむずかしい。自分のなかで『スベったな』『このギャグは減点』と根拠を持っているけど、そんな細かいところじゃなくて、“おもしろいか、そうじゃないか”とシンプルな採点を心がけた」と明かした。

カンニング竹山は「視聴者が審査する方法もあるけど、邦子さんのようにお笑いをやっていた人が審査してくれるほうが、出場芸人としてはうれしい」との持論を受けて、山田は「決勝戦のさや香はお客さんではなく、審査員に挑戦してきた。お客さんにはウケなかったし、優勝できなかったけど、漫才に命を懸ける根性を見せてくれて、さや香のことは特に好きになった」と笑みを浮かべていた。