【漫画】身だしなみに気を使わない義理の兄が、フィットネスゲームで大変身 「伝説はここから始まった…」と話題に

2024/01/22 18:00 配信

芸能一般 インタビュー コミック

【漫画】身だしなみに全く気を使わない義理の兄がまさかの変化画像提供/TATSUBON さん

コミックの映像化やドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回はTATSUBONさんの漫画「どんどん変わっていく義理の兄と妹」を紹介する。作者であるTATSUBONさんがX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、8.9千件を超える「いいね」を寄せられ、義理の兄の大き過ぎる変化が大きな反響を呼んだ。本記事ではTATSUBONさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。

身だしなみがまったく整えられていない義理の兄が、まさかの…

「兄貴…ご飯できたよ」無表情で語り掛けるのは、主人公のミキ。義理の兄がいる彼女は、ご飯を作ってきたようだ。あまりの無表情さからは仲が良さそうには思えない。それもそのはず、声をかけられた義理の兄は髪と髭は伸ばしっぱなしで重度の肥満体型。手にはゲーム機を持っていて、いかにもなオタク系だった。

「ちょっとは運動したら?」「せめて髭剃ったら…?」「ていうか食べない方が良くない?」など、ズバズバと言っていくミキ。それに対しても、「ありがとうミキ、ご…ご飯は食べたいなぁ…」と困った表情を浮かべるだけで怒りもしない。「ほんとキモいから早く1人暮らししてコイツから離れたい」そんな事を考えていたある日。

義兄はフィットネス系のゲームを始めた。「あと10万発で新コス…!」とつぶやきながら真剣に取り組むのだが、ミキから諦めの感情はぬぐえない。しかし日々のフィットネスの成果か、徐々に義兄のスタイルは変わりつつあった…。

連作として話題の同作には、SNSでも「これがあれになるとは思わない。妹ちゃんは悪くない」「先生…いいねが…止まりません…!」「ワイもこれになりたい」といった声が続出している。

義理の兄とミキの関係やこだわりなどが明らかに

――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。

最初は、正直数字が欲しくて『いいねが多いほど、どんどんカッコ良くなっていく、義理の兄!』
というタイトルで描いていました。本当にただの思いつきで描いた感じです。

でも、こんなに伸びるとは思ってなくて、伸びなかったらすぐ終わらせるつもりでした。

――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

ちょっと細かい演出を入れている所があって、気付かなくても良いんですけど、気付いたらまた楽しめるかなって思ってます。例えば、妹のミキがポニーテールを褒められるシーンがあるんですけど、そこからずっと髪型を変えてなかったりします。

あと、兄貴のTシャツなんですが、兄貴の状況によって表情が微妙に変わってたりするので探してみてください。

――お兄さんが痩せたのは、人生で今回が初めてだったのでしょうか。

今回が初めてです。多分、好きなキャラがいたとか、そういう動機で始めたボクシングゲームにハマっていって痩せていったっていう感じです。

今回のようなキッカケが無かったらずっと太ったままだったのかも。

――当初、妹は早く出ていきたがっていました。2人以外の家族は登場していませんが、実家暮らしなのでしょうか。

ストーリーで触れようかと思ってたんですけど、なくても話が進んだので触れませんでした。
両親は今は住んでなくて、兄妹はもう良い歳なので親を離れて二人暮らしです。ただ妹の方が、最初はバイトもしてなかったので、兄が生活費を稼いでいたという感じです。

親と仲が良いのか悪いのかどうかはまだ考えてないんですが、そんなに良くないのかもしれないですね。親の方が出ていったのかも…?

兄貴の事を嫌っていたそぶりを見せてますけど、出ていこうと思えばいつでも出ていけばいいけど、そうしてなかったのは、兄貴は優しいので、妹は無意識に甘えてたのかもしれないです。

――お兄さんは結構濃いめのオタクですが、妹には布教などしなかったのでしょうか。

自分も経験はあるんですが、興味ない人に進めても反応もあんまり良くないので無理に勧めなかったのだと思います。無理矢理布教する人もいると思うんですけど、兄貴はそれをしないタイプですね。

――今後の展望や目標をお教えください。

自分の漫画が、どうにかして映像化されることが自分の夢です。アニメでも実写でもどっちも嬉しいです。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

いろんな漫画を描いてるので、是非他の漫画も読んでみてほしいです。
読んで、「楽しかった」と、ちょっとその時だけ気持ちが良くなるような漫画を描けていれば嬉しいです。

今後もよろしくお願いします!