アニメ「こばと。」で花戸小鳩を演じる花澤香菜が「ことしも頑張ります!」(2)

2010/01/02 11:15 配信

アニメ 芸能一般 インタビュー

小鳩の奮闘を描いたDVD第1巻は'10年1月29日(金)に発売(C)2009 CLAMP・角川書店/こばと。を守る会

――毎回ゲストキャラクターが登場しますが、お気に入りのキャラクターはいますか?

7話に出てくる堂元さん! イケメンなんですよ(笑)。藤本(メーンの男性キャラ)も優しいけど、ツンデレだからそれがあまり伝わってこないんです。だから、堂元みたいに普通に優しい男の人が出てきて、格好良いなって思いました。あと、堂元が登場する時の「ジャカジャン!」って音も印象に残ってます(笑)。

――藤本と小鳩の関係は、今後どのようになっていくと予想していますか?

今は、小鳩が藤本のことを「優しいかも」って思い始めてきた感じで、このままいくと、ちょっと良い雰囲気になるのではないかという気がしています。あーでもどうなんだろう!?(笑) 藤本の気持ちは小鳩に向かないと思うんですよ、小鳩にあまり興味がないようですけど、でもほっとけない存在ではあると思います。小鳩も、藤本に優しくされてだんだん気になり始めているけれど、自分からは動くことはないと思うから…。しかも、堂元が小鳩のこと好きみたいなんですよ! だからこの三角関係がどうなるか、本当に気になります。

――藤本とお気に入りの堂元、花澤さん的にはどちらに小鳩との関係を進めていってほしいですか?

どっちもありかな(笑)。女の子が好きなタイプは堂元だと思うけれど。藤本はツンツンなんですよね、もうちょっとデレた方がいいと思います。藤本を演じている前野(智昭)さんって、本人は優しい感じの人なんでが、すごくツンとしたお芝居が上手なんですよ(笑)。だから、そんな前野さんが藤本でデレたら女の子たちが「キャー!」ってなりますよ。絶対キュンってなると思います。そう考えると、小鳩的には藤本かなぁって気がします。藤本は女の子を寄せ付けないところがあるから、付き合ったらその人のことだけ大切にしそうだし。逆に、堂元はきっといろいろな女の子と仲良くするタイプだと思うんです。だから嫉妬(しっと)しちゃうんで、やっぱり堂元は駄目ですね(笑)。

――では、いおりょぎさんは小鳩にとってどんな存在ですか?

最初はスパルタ講師と生徒みたいな感じだったんですけれど、だんだんお父さんみたいになってきて(笑)。多分小鳩のことが心配で仕方がないと思うんですけれど、言葉に出さずに裏でちょこちょこ動いてくれているんです。すごい優しいお父さんみたいな存在だと思います。小鳩は守られていることにあまり気付いていないと思うんですけれど、いおりょぎさんのことは大好きなので相思相愛ですね。

――注目してほしいキャラクターはいますか?

清花先生(小鳩がお手伝いをしているよもぎ保育園の園長)ですね。清花先生の過去ってまだ明らかになっていないんです。借金があって、借金取りが清花先生の親族らしいという部分までしか分かっていなくて、あのまま借金取りが来続けたら、保育園がどうなるのか分からないので、そこら辺の決着がどうなるのかが気になるところです。それに清花先生と藤本の関係の行方も気になります。

――今後の展開で小鳩に期待することは?

願いをかなえるということが大切だと思うので、そこに向かって頑張ってほしいです。でも願いをかなえるってことは、どこか“行きたいところ”へ行っちゃうんですよ。だから、いおりょぎさんや藤本たちとのお別れがきてしまうんじゃないかって不安です。“行きたいところ”自体もまだどこか分かっていないので、そこら辺は楽しみではあるんですけれど、先を想像してしまうとなんだか切ないなって思います。

――小鳩の願いは“行きたいところ”へ行くことですが、花澤さんの願いは?

部屋が欲しいです。わたし実家暮らしなんですけれど、弟に部屋を取られてしまって、リビングで生活しているんですよ。この年ごろの女の子がなぜリビングで寝泊まりしなきゃいけないんだ! という感じです(苦笑)。1人暮らしがしたいですね〜。親は許してくれているんですが、事務所が「お前は心配だからまだ駄目だ!」って(笑)。

――なんだかいおりょぎさんと小鳩みたいな関係ですね(笑)。ちなみにこの作品のテーマは“癒やし”ですが、最近の花澤さんにとっての“癒やし”を教えて下さい。

お風呂での半身浴ですね。汗かくとリフレッシュするので、本を読んだり反省会をしたりしながら入ったりして、毎晩その時間は大切にしています。いろいろな入浴剤を入れるのが好きで、最近は特にラベンダーの香りが、癒やされる感じがして好きです。

――最後にファンへのメッセージをお願いします。

'09年は「こばと。」という作品があったおかげで、とても充実した1年を過ごせました。'10年も「こばと。」は続いていくということなので、これからも張り切って小鳩を演じていきたいと思います。皆さん、ぜひ見て下さい。小鳩、頑張ります!