広瀬香美「これ、決めたらいけない!」音楽家として芯を通したオーディションの決着<歌姫ファイトクラブ!! 最終話>

2023/12/30 12:00 配信

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広瀬香美「これ、決めたらいけない!」音楽家として芯を通したオーディションの決着※提供画像

“歌姫”候補者が「香美マスク」と呼ばれる覆面をしながら審査に挑む、広瀬香美がMCを務めるリアリティー番組「『歌姫ファイトクラブ!!』心技体でSINGして!」(Huluにて全話独占配信中)。第8話はついに最終審査の結果が告げられた。1457名の中から勝ち抜いた歌姫の姿が明らかになる最終話を、考察とともに振り返る。

広瀬香美の苦悩と興奮の果て、生まれた歌姫“たち”


「この伸び代でいったら、私を超える歌姫が生まれると思います。楽しみで仕方ない」いよいよFINALステージを迎えた広瀬は、歌姫たちの様子ようすを見て興奮しながら嬉しそうに語っていた。

FINALステージの審査は、実際におこなわれた広瀬主催の初の夏フェス「Kohmi EXPO」ライブで決行。FINALステージの進出者5名が「絶対に、私が歌姫になります!」「私は歌姫になるために、これまでの人生を歩んで来ました」「私は歌姫になります!」「今までの選考とは全く違う私を見ていてください」「音楽には人を変えてしまうほどの大きな力があると思います。そんな音楽を私が一番輝けると思う歌で続けていきたいです」とそれぞれの言葉で熱く語り、大勢の広瀬のファンたち観客の目の前で自身の歌声を披露した。

最終選考の翌日、結果発表1時間前。広瀬は最終選考終了後に何度も映像や音声の確認を重ねて、歌姫候補を誰にするかを熟考していた。しかし候補者たちの伸び代は、期待を大きく上回っていたようで「これ、決めたらいけない!」と思いもよらないことを言い出す。

観客も「誰が選ばれるかわからない」と全員に感動していたと告げた上で、「各所大変だと思うんですが…番組的に成り立つかどうかもわからないですけど」と言葉を紡いだ。

応募総数1457名の動画審査から、現在に至るまで勝ち抜いてきた歌姫たち。FINALステージに進んだ5名の候補者が集まったのは、ビクターエンタテインメント本社。いよいよ結果発表の瞬間が訪れる。「あなたたちの人生がかかっているから、一生懸命考えました」広瀬の言葉を静かに、そしてマスク越しでもわかる緊張の表情で待つ候補者たち。

ここまで勝ち進んできた候補者たちに、一人一人合否が告げられる。「あなたは、最終ステージクリアです。合格、あなたは歌姫です」広瀬の口から合格が告げられた女性は、一瞬意味を理解できないように固まっていた。なぜなら、彼女の名が呼ばれたのは“3番目”。1人しか合格者が出ないのだとしたら、合格者は最後に呼ばれるのが普通だと考えてもおかしくはないからだ。

だが同番組は、広瀬香美が“歌姫”を見つけるためのもの。エンタメに徹して“歌姫”を1人だけに絞ることはしなかったのだ。結果的に、選ばれた歌姫は3人。「私があなただったらあんな風に歌えていないと思うと、あなたは私より優秀ですね」「あなたの声量、備わったセンス、歌声に私は惚れ込んでいます」「あなたの歌声にはね、情報量がたくさん詰まっているの」と、3人それぞれが広瀬から祝福の賛辞を受け取る。

マスクを取るかどうかは各々に一任されたが、マスクを取った女性には「はじめまして」と嬉しそうに広瀬から挨拶するシーンも。これまで名前も一切聞かずに進められてきたオーディションの最後、広瀬は初めて候補者の名前を知ったのだ。

「お歌の試験を受けにきました」謎の女性の正体は、広瀬の実の“ママ”


オーディションが終わった感動の余韻が冷めやらぬ中、画面は急に3rdステージの会場へ。その扉を開けて入ってきた1人の女性を見ると、広瀬は大きく口を開け、膝を叩いて大笑い。香美マスクを付けた女性に対して、「何してんの!?」と気さくに声をかけた。

入ってきた女性も広瀬につられて笑いながら「今日は…お歌の試験を受けにきました」と口を開く。出場者と同じ椅子に座る女性を手で示し、「うちのママですけど」と広瀬が言うと、栗原プロデューサーからは「はい」と簡単な返事が。広瀬の母はビクタースタジオの見学と、歌姫候補たちの歌を聴きにきたという。

「ママ、マスクオフしてください」広瀬の一言で、母親はマスクを外して素顔が明らかに!母親は「こんにちは」外したマスクで顔を隠しながら、かわいらしく挨拶。すると栗原から、「30年前、お母さんはどのように応援していたのか、香美さんはどういう風な娘さんだったのかお伺いしたいです」と広瀬の母親に投げかける。

「もうほとんど忘れてます」とボケるも、広瀬は歌手デビュー前にアメリカから日本へ戻ってきた当初のことを話し始める。当時、実家の四畳半足らずの部屋を間借りして、生活を送っていた広瀬。部屋はデスクが入らなかったので、椅子を机にして制作活動をしていたのだと言う。

当時の広瀬について、母親は「朝から晩まで…夜中とか。お目めが開いているときはいつもレッスン」と語った。タイミングを見誤って広瀬に声をかけると、すごく嫌そうな顔をされたこともあったという。

「よく頑張ってきたね」当時から現在に至るまでの道のりを振り返り、「我が子ながら、ホント素晴らしい」と改めて広瀬に喝采を送るシーンも見られた。

広瀬は、幼少期泣き虫で、暗くて物静かで内向的だった。しかし自分で努力して、強くなってきた。母親は広瀬がアメリカに行ったことで性格が前向きになったことを受けて、「USA万歳」と語る。立派に成長した娘の姿に、母は目元を拭う仕草も見せていた。

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