韓国だけでなく、アジア各国で活動の幅を広げるチャン・グンソク。“スマートな美男”といったイメージの印象が強いチャン・グンソクが、“美男”を脱ぎ捨てて渋い刑事役を演じたのが「餌<ミッキ>」だ。これまでのイメージから一変し、鋭い眼光と表情に影のあるいぶし銀な役を演じる。
チャン・グンソクに追われる“悪役”を演じるのは、「怪物」「イカゲーム」などに出演した実力派俳優ホ・ソンテ。“悪役のマエストロ”とも呼ばれるホ・ソンテと“アジアトップスター”チャン・グンソクという豪華共演も話題になった。世界186カ国で公開され、高い評価を得た同作。名優たちの熱演によって紡がれる、過去と現在の凶悪犯罪が緻密に絡まりあう緊迫のストーリーは必見のクオリティだ。
餌<ミッキ>」ストーリー
2010年、韓国史上最悪と言われる巨額の投資詐欺事件が起きる。首謀者であるノ・サンチョン(ホ・ソンテ)は2015年に逃亡先の中国で死亡し、数万人の被害者は救われないまま事件は幕を閉じた。
そして2023年、「ノ・サンチョンに殺される」という通報後に殺人事件が発生。捜査を担当する刑事ク・ドハン(チャン・グンソク)は現場で怪しげな男イ・ビョンジュンを逮捕する。彼はノ・サンチョン詐欺事件の被害者だった。
弁護士を名乗るチョン・ナヨン(イ・エリヤ)が面会に現れるが、ドハンに正体を気づかれ、記者であることを明かす。彼女もまた被害者家族だった。互いを疑い対立するドハンとナヨンだが、その後も同様の殺人事件が起き、2人はともに真相を追い始める。