コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、栗田あぐりさんの漫画『妻の機嫌で天候が変わる話10』だ。
栗田さんの著書である『妻の機嫌で天候が変わる話』の第10話にあたる同作。2023年11月21日、X(旧Twitter)にポストされると、2.3万件を超える「いいね」が寄せられている。作者の栗田さんにインタビューをおこない、創作のきっかけやこだわった点などについて語ってもらった。
主人公「昭之」の妻「雷華」は、天候を操る力を持つ雷神様。人間とは刻む時が違うため、実際の年齢に対してかなり幼い見た目をしている。
そんな事情があり、外出先で親子と間違えられてしまった2人。雷華は機嫌を損ねると力を暴走させて天候を荒らしてしまうため、昭之は心配して空を確認するが、そこには晴れ渡る青空が。雷華は姉の助言により、力を制御できるようになっていたのだ。
成長のお祝いにプレゼントをしたいと伝える昭之に、家の購入資金を貯めるために節約しているのではないかと返す雷華。言い合いからちょっとした喧嘩に発展してしまう。
喧嘩したにもかかわらず天候が変化しないことに、「雷華の感情が見えない」と不安になってしまう昭之。意を決して「雷華に贈り物ができると思って浮かれてしまった」と謝罪すると、雷華は「プレゼントより2人で楽しめるものがいい」と頬を染めながら答える。
可愛らしい雷華の様子に思わず抱きしめ、「可愛いなぁ」と漏らす昭之。昭如の言動に嬉しさが爆発した雷華は…。
仲睦まじい2人の様子に、読者からは「幸福をおすそ分けしてもらった気分になった」「雷華が可愛すぎて言葉を失う」といった好評の声が相次いでいた。
――『妻の機嫌で天候が変わる話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
「人外の夫婦ラブコメやりたいな…」と思い、では人外の奥さんを何にしようかと、吸血鬼や雪女などいろいろ考えた結果、雷神様になりました。雷神様なので、「気分でお天気が変わるのでは!」となり、『妻の機嫌で天候が変わる話』ができました。
――『妻の機嫌で天候が変わる話10』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
2巻の冒頭にくるお話なので、1話と同じ形式で夫婦2人のキャラ紹介をしたうえで、「1話から少し雷神様の奥さん成長したんですよ~…」という違いを意識して描きました。1話と似て非なる2人の関係性も楽しんでいただけたら嬉しいです。
――『妻の機嫌で天候が変わる話10』で、特に気に入っているシーンやセリフがあれば理由と共に教えてください。
奥さんの雷華さんに服を買ってあげたい昭之さんに「昭之様と一緒に外でお食事とか…2人で楽しめるものを」と言う雷華さんのシーンがお気に入りです。
2人でプチ喧嘩したあとの本心なので、そういった思いを伝えるシーンは描くのが楽しいです。
――雷神様という設定やツノが生えたりするというアイデアは、どのようにして思いついたのでしょうか?
『妻の機嫌で天候が変わる話』を創作したきっかけ同様に、人外奥さんをいろいろ考えた結果です。その上で気分によって分かりやすく変化が見えるのではと考え、角生えたり縮んだり…というのを思いつきました。単に私が角生えた女の子が好きだというのもあります。
――今後の展望や目標をお教えください。
まだまだ出たての作品なので、より多くの方に知っていただき、少しでも角好き読者様を増やしたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
2023年11月22日の「いい夫婦の日」に、『妻の機嫌で天候が変わる話』(KADOKAWA)第1巻と『僕の奥さんはちょっと怖い』(講談社)第8巻が発売されました!フェアもやっていただいているので、ぜひこの機会に手に取っていただけると嬉しいです。
どちらの作品も読み切り形式で描いてますので、どの話数からでもお読みいただけます。ニコニコ静画やコミックDAYS、Xで無料で読めますので、よろしくお願いします!
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