韓国演歌とも言われる音楽ジャンル「トロット」を武器にしたアダルトK-POPグループ・K4。彼らが無料のBS局「BSJapanext」が主催するイベントに登場した。同局が力を入れている韓国ドラマに関連したイベントで、参加した一般の観客から「生きててよかった!」など大歓声が上がった同イベントのようすを振り返る。
「韓ドラプライム」は、BSJapanextの人気コンテンツである韓国ドラマをより深くナビゲートする番組。同局が放送する韓国ドラマの魅力を、MCのまじゅが熱意と知識で深掘りしていく番組だ。
2023年12月で1周年を迎えることを記念して、12月27日に「韓ドラプライム」ファンを招いた特別イベントが開催。イベントは定員30名の枠に500名弱もの応募が殺到し、急遽枠を50名まで拡大したという。
イベントの内容は同局で放送していた「恋のスケッチ~応答せよ1988~」の最終回を、ひと足先に試聴するというもの。まじゅによるドラマの解説や、韓ドラのウラ話を聞くことができる初のリアルイベントだった。
同イベントでドラマの名シーンを振り返り、最終回も堪能したファンたち。そこにサプライズで登場したのがK4だ。ゲストの入場が終わり、暗転したスタジオが明るくなった途端に観客からは驚きの声が。そしてたったいま見終わったドラマ「恋のスケッチ~応答せよ1988~」の主題歌「心配しないで、君」を、K4が情感たっぷりにカバーしたのだ。
最初こそ「ウソー!」「えっホントに?」といった黄色い声が飛び交っていたものの、しっとりとしたK4の歌声によって水を打ったような静けさがやってくる。お互いの声を引き立てあうように見事なコーラスを奏で、本家にも負けない美しいカバーを歌い切った。
歌い終わると、観客からは「生きててよかった!」と感動しきりの声が。嬉しそうにはにかむようすを見るに、日本語がわかるメンバーもいるようだ。その後はまじゅとともにミニトークショーが開催され、「日本で活動するなか、印象に残ったことはあるか」などいくつかの質問が寄せられる。
K4メンバーは通訳も交えつつ、日本はイベントスタッフが非常に親身で丁寧な対応をしてくれたこと、ファンも距離を問わず追いかけて来てくれることなどを挙げた。特に“スタッフが階段で上がることで、メンバーにエレベーターを使わせてくれる”という気遣いには4人全員が感動したと明かしていた。
K4は、韓国で人気が再燃しつつある音楽ジャンル“トロット”に関するオーディション番組「ハロートロット」で選ばれた4人によるグループ。“アダルトK-POP”という看板を掲げ、日本でも2023年10月18日に日本“プレ”デビューミニアルバム「K4YOU~K for you~」をリリースしている。
メンバーは「2500人を輩出したボーカルトレーナー」であるリーダー、キム・ヒョンミン。先述した「ハロートロット」にて1位に輝いた現役モデル、オ・ジュジュ。アイドルグループ「SoReal」で活動していた経験を持ち、俳優としてのキャリアもあるリュ・フィリップ。ミュージカルや声優としても活動している、多才なチョ・ジュンの4人だ。
イベントの休憩中、CDを買ってくれたファンへ手渡しでサービスするK4が、取材に応じてくれた。通訳を交えながら、リュ・フィリップやチョ・ジュンは時々日本語で通訳を介さずに会話してくれている。
――リリースイベントのため3カ月日本に滞在されたK4ですが、印象に残っている場所はありますか。
キム・ヒョンミン:僕は大阪・道頓堀が記憶に残っています。海外で初めて写真を撮った場所が大阪なんです。
オ・ジュジュ:僕は福岡ですね。船に乗って日本にやってきて見た最初の景色だったので。
リュ・フィリップ:僕もジュジュさんと同じで、福岡かな。日本で活動した最初の場所でもあり、何を食べても美味しかった。
チョ・ジュン:私が記憶に残る場所は、一番よく行った松屋ですかね…。牛丼好きです。吉野家好きです。
――日本で一番美味しかった料理はなんでしょうか。
リュ・フィリップ:全部美味しかったので難しいですが、僕は豚骨ラーメンが一番でした。ヒョンミンさんは?
キム・ヒョンミン:僕はもつ鍋!あと、大阪で食べたインディアンカレー。ホントに大好きです。
オ・ジュジュ:僕は打ち上げのときに行ったお店で食べた、鳥皮が好きでした。焼き鳥が好きですね。
チョ・ジュン:私は…松屋だけ行きます(笑)。
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