【漫画】目の前に現れたのは“整形前の自分と同じ顔”をした女…予想外の結末に「感動した」「すんごい深かった」の声

2024/01/16 18:30 配信

芸能一般 インタビュー コミック

『同じ顔の女』が話題!画像提供/白梅 僚人さん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、白梅 僚人さんがX(旧:Twitter)上に投稿した漫画『同じ顔の女』だ。1月10日時点で13万以上のいいねがつく反響が集まり、大きな話題となっている。今回は作者の白梅 僚人さんに制作の背景を伺った。

コンプレックスだらけだった過去の自分の顔が再び目の前に…!?

『同じ顔の女』(5/32)画像提供/白梅 僚人さん


主人公の毒島朋美は、昔自分の容姿のせいでいじめにあい、容姿にコンプレックスをもっていた。大学生になり、ダイエットと整形をして容姿を変え、今では周りにチヤホヤされる日々を送っている。

そんな朋美は、目の前に現れた女性の姿を見て驚愕する。なんと、その女性・なっちゃんは整形前の自分の容姿にソックリだったのだ。
自分がコンプレックスをもっていた容姿で、ゴスロリファッションをするなっちゃん。そんな彼女がどこへ向かうのか気になり、つい朋美は後を追ってストーカーをする。すると、なっちゃんはコーヒーショップやデパコス、ネイルサロンなど過去の朋美が諦めていた場所ばかりに足を運んだ。

驚きながら後を追っていると、なっちゃんがすれ違いざま「よくあんな服着て歩けるよな」と言われているのを目撃してしまう。朋美は、なっちゃんと昔の自分の姿が重なり思わずその場に出て「誰が何を着てもアンタ達には関係ないでしょ!」と熱くなってしまった。するとなっちゃんは朋美にお礼を言った後「私は私のこと、結構好きなので大丈夫ですよ」と言い、去っていった。

自分のことを受け入れている彼女を目の前にして、なぜ自分は自分を大切にできなかったのか…と苦しむ朋美。そこから体調も崩し、大学へも行けずにいた。すると、朋美の家を訪ねてきたなっちゃん。朋美は思わず彼女を飲みに誘う。そこで朋美は「アンタを見てると吐き気がする」と自分の感情をぶつける。
朋美の想いを聞いたなっちゃんから出た言葉とは……。


実際に物語を読んだ読者からは「いい作品に出会えた」「感動した」「すんごい深かった」「めっちゃいいオチ...好き」「自分を好きになるって大事」「娘が大きくなったら読ませたい」など、漫画を読んで感動したという声が続出。容姿にコンプレックスを抱える人も多数いる現代で、多くの人の心に刺さったようだ。

今回は、漫画の作者・白梅 僚人さんに作品ができあがるまでの話を伺った。

励まされる人も続出! 作者・白梅 僚人さんの創作背景とこだわり

『同じ顔の女』(19/32)画像提供/白梅 僚人さん


――「同じ顔の女」を創作したきっかけや理由があればお教えください。

整形した女の子が主人公のプロットを書いたところ、担当編集さんに「整形前の自分と同じ顔の人間が現れたら面白いのでは?」というアドバイスをいただいたことです!

――「同じ顔の女」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

最もこだわった点は、主人公の心理描写です。

本作は、「見た目が重視されすぎる現代で悩んでいる人に読んでほしい」と思い執筆していたので、主人公に嘘くささを感じてほしくありませんでした。

なので、「主人公は今、本当にこう感じたのか?」「本当にこういう悩み方をするのか?」ということは描いている最中ずっと考えていて、モノローグや台詞に少しでも違和感があれば何度でも書き直しました。

「ここを見てほしい」というポイントは…全部です(笑)。全ページ全コマ全セリフ、執筆当時の限界のパワーを込めて描いたので、最後のページまで読んでいただけたらとっても嬉しいです!

――「同じ顔の女」の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

気に入っているのは、「整形したこの顔も私の勲章だと そう思うのも悪くない」というセリフです。理由は、主人公はどうしたら救われるのかひたすら考えて、自分なりに出した結論がこのセリフだったからです。

また、主人公がゴスロリの子をストーカーしているシーンも好きです。面白いので(笑)。

――今回SNS上でかなりの反響がありましたが、読者からのコメント等で印象に残っているものがあればお教えください。

コメントを頂くこと自体が本当に嬉しく、頂いたものは一つ一つ大切に読んでおりました。

嬉しいコメントが本当に多かったのですが、特に印象に残っているのは「励まされる」といった内容のコメントでした。

「描いてよかった」と心の底から思いましたし、涙が出るくらい嬉しかったです。

――白梅僚人さんの今後の展望や目標をお教えください。

読んでくださった方が元気になれるような、面白い漫画を描いていきたいです。

まだまだ修行中の身ですが、連載目指して頑張ります!

――最後に白梅僚人さんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

いつも応援してくださり、本当にありがとうございます!

一つ一つのコメントやいいね等に、いつも元気をいただいています。

これからも沢山漫画を描いていくので、是非また読んでくださると嬉しいです。