<ブギウギ>菊地凛子“りつ子”の変化に注目集まる 涙の熱唱、そして趣里“スズ子”に向けた穏やかな笑顔

2024/01/11 12:18 配信

ドラマ

祈りを込めて「別れのブルース」を歌うりつ子(菊地凛子)「ブギウギ」第69回より (C)NHK


そして第70回。りつ子の様子はこれまでとずいぶん違った。スズ子の「ラッパと娘」のステージを見届ける表情も柔らかく、楽屋に戻ってきたスズ子に「使い果たしたみたいね」と話しかける言葉にも棘はない。羽鳥善一(草なぎ剛)と久しぶりの再会を喜ぶ場面でも、善一の「あの頃以上の素晴らしいステージだった」というねぎらいの言葉を聞いて、スズ子と目を合わせて笑い合った。その様子は、同じ苦難を共に乗り越えた“同志”といった雰囲気だ。

「りつ子が笑った!」


顔を合わせてはスズ子に憎まれ口をきいていた孤高のりつ子の、見違えるほど柔らかい表情。長く苦しい戦争を乗り越えた今、スズ子を歌い手として、一人の人間として認めている様子がうかがえる。ささやかな表情の変化でりつ子の心情をくっきりと描き出す、菊地の表現力のたしかさが際立つ。

第69回の「別れのブルース」歌唱後にはX(旧Twitter)で「茨田さん」「別れのブルース」がトレンドトップ10入りする反響を見せたが、続く第70回ではりつ子の笑顔が視聴者の注目を集めた。「りつ子が笑った!」「りつさんのあんな柔らかい表情初めて見た」「りつ子さんのすっきりした笑顔が見られて心底ほっとした」「たった一人で戦っていたりつ子さんが、スズ子を仲間として受け入れたんだっていうことがわかる笑顔」といった声が上がり、放送後に「ブギウギ」公式SNSが公開した趣里と菊地、草なぎのオフショットにも5,000を超える「いいね」が集まった。

1月12日(金)放送の第71回では、終戦から日が経ち、社会全体が明るさを取り戻していく。そんな中、スズ子の付き人として苦楽を共にしてきた小夜(富田望生)にも何やら変化が出始める。

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