役目を無事に終え、ひとまず安心した猫猫は報酬を楽しみにしながら眠りにつく。すると、どこからともなく聞こえてくる爆発音。翌日、薬草集めで外廷をうろついていた猫猫は、なにやら他の武官と話し込んでいる李白(CV:赤羽根健治)と遭遇する。猫猫が李白と顔を合わせるのは里帰りの時以来。そのため、彼は猫猫が外廷勤務になったことはおろか、一度解雇されたことも知らなかった。
あの時よりも出世したとみられる李白が何をしていたかというと、夜中に起きたボヤ騒ぎの後処理。しかし、ただボヤというより、状況から見るに爆発に近いものだったようだ。火付けの疑いもある現場は食料庫。そこでキセルを見つけた猫猫は、李白に集めさせた材料で木箱を作ると、中に小麦粉を入れて火をつける。それは、爆発時の状況を再現する実証実験だった。
小麦粉に引火した瞬間、木箱は爆発。小麦粉やそばといった粉は燃えやすく、空中に舞うと火がつくこともあるという。猫猫はそれを知らない倉庫番が小麦粉の充満する倉庫内でタバコを吸ったことで今回の爆発が起きたと結論づけた。
自分も、緑青館で間借りしていた部屋を吹っ飛ばしたことがあるという猫猫。妃教育もそうだが、猫猫はまだ若いのにやたら経験値と聞きかじりの知識が豊富。だからこそ、色んな厄介ごとに巻き込まれる。羅漢(CV:桐本拓哉)と呼ばれる軍官が何やら倉庫で例のキセルを前に考え込んでいたこともあり、今回の爆発もただのタバコの不始末ではなさそうだ。
前回から存在感を表す彼が、今後どうストーリーに絡んでくるのかが気になるところ。視聴者からも「現場検証から粉塵爆発と特定し犯人像まで目星をつけるとは...久々に猫猫の推理が聞けるのかな?」「小麦粉爆発事件はまだまだ裏がありそう。象牙のキセルは新たに入内した楼蘭妃と繋がってくるのかな?」「新・淑妃の楼蘭妃、そういえば一言も喋ってない…? 何か事情があるんだろうけど、一体どんな事情があるのやら」「意味深な片眼鏡のおっさん羅漢がどう関わってくるのか楽しみ」といった疑問や期待の声が挙がっている。
※種崎敦美の崎は、正しくは「たつさき」
◆文=苫とり子
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