1月28日(日)に東京・有明アリーナからABEMA PPV ONLINE LIVEにて国内独占生中継される、アジア最大級の格闘技団体ONE Championship(以下、ONE)の日本大会「ONE 165:スーパーレックvs.武尊」開催に先立ち、来日中のスーパーレック・キアトモー9選手のもとを元ムエタイ三冠王で総合格闘家の雅駿介(みやび・しゅんすけ)選手が訪れ、インタビューする動画が、ABEMA格闘チャンネル公式YouTubeにて公開された。
1月11日、「ONE 165:スーパーレックvs.武尊」の追加対戦カード発表記者会見のため、緊急来日したスーパーレック選手が日本でトレーニングを行うジムに、元ムエタイ三冠王で、過去にムエタイでベルトを獲得した実績を持つ、現在は総合格闘家の雅選手が訪れた。
ジムではすでにスーパーレック選手が練習をしており、スーパーレック選手のミット打ちを見た雅選手は、「動きが美しい」と声をあげると、「体感できない蹴りの強さやリズム、本数を蹴ってくると思うので、かいくぐるのが大変だと思うけど、武尊選手の距離に入れればチャンスもある」と試合展開を分析し、「(ムエタイの)ラジャダムナンやルンピニーの王者のなかでも特別な存在。武尊選手にとっても未知の相手」とスーパーレック選手を評価した。
練習を終えたスーパーレック選手に雅選手から今の心境を聞くと、「ロッタンの代わりに俺が武尊と戦えると聞いた時は、本当にうれしかったんだ。武尊はとても強いし、日本のスーパースターだよね。日本で戦えることを光栄に思っている。ぜったい防衛するよ」と武尊選手を評価した上で、日本で試合ができることへの喜びを語った。
また、試合展開については、「試合を盛りあげたいね。キックボクシングルールだから首相撲やひじはないけど、ルールを学んでポイントになる技を用意している」と対策も万全なスーパーレック選手の十分な意気込みを聞き、雅選手は「ONEは世界のキックボクシングの中心。そこに武尊選手が入って、主役になれるかという試合だと思う。そこでラスボスのスーパーレック選手が一発目で出てきた。主人公対主人公の戦いだと思うので、すごく楽しみです」とトップレベル同士の試合に胸を躍らせていた。
続いて、雅選手はミットを両手に持ち、スーパーレック選手の打撃を体感する。軽くミット打ちを始めるとジム内には重たい音がひびきわたる。何本かスーパーレック選手の打撃を受けて、雅選手は「バットで殴られるとか(表現することは)あると思うんですけど、戦車が突っこんできてるくらい重いです」と形容すると、「特に右の蹴りがスーパーレック選手の武器。体感してみたけど、試合だったら一発ももらいたくないですね」とスーパーレック選手の蹴りの威力を説明すると、「ブレないんで何発でも蹴られる。何回も蹴られるのに全弾、強い蹴りがくる。ひざとかもミットで受けているのに体にひびいちゃって。ずっと受けられないですね」と驚いていた。
終始、やわらかい受け答えで、印象的な笑顔からは想像もできない強烈な打撃を放つスーパーレック選手の得意の右ミドルキックは、武尊選手との試合では炸裂するのか、ワールドクラスのキックを味わうことができる。
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