――「君の花になる」で連ドラデビューして以来、2023年は数多くの作品に出演されていた印象があります。2023年を振り返ってみていかがですか?
お芝居についてすごく考えた一年でした。「君の花になる」の時は上京したてで、かつデビュー作だったので何も分からない状態でした。周りの人から何かを聞いては吸収しての繰り返しで、自分から積極的に何かするということをあまりできていなくて。
そこから徐々に現場の流れも分かってきて、お仕事についても理解して、2023年は夏頃からは主演作もあったりと、自分から発信していかないといけない環境が増えていきました。元々人を引っ張る立ち位置が苦手なので、最初は正直悩むこともあったのですが…そういう環境がたくさんあったおかげで気付いたことがあるんです。
“引っ張らないと!”と肩に力が入っていると、逆に空回りしてしまうことがあって。他のキャストさんやスタッフさんは「まとめて」とは言わないし、きっとそういうことじゃなく、みんなで作り上げていくものなんだなと学びました。そう気付いてからは少しラクになったのか、お芝居に集中できるようになっていった、そんな一年でした。
――山下さんは同世代の方と多く共演している印象があるのですが、2023年に特に刺激を受けた方はいますか?
加藤清史郎くんとは、「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」で初共演だったのですが、すごく仲良くなりました。
僕は「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」と「最高の生徒〜余命1年のラストダンス〜」(共に日本テレビ系)の2作品に出演していたのですが、悩んでいたときに清史郎くんがやって来て「何してるの?悩んでるの?」と声をかけてくれたんです。
その時にお芝居の話をしたら、清史郎くんもいろいろと教えてくれて。同い年なんですけど、やっぱり大先輩なんだなと実感しました。話している中で“お芝居のそこに気を遣っているんだ!”とか、“そんなところまでやっているんだ”と驚かされることもあって、すごく勉強になりましたし、刺激を受けました。
――最後にドラマの見どころと、真白の注目ポイントを教えてください。
毎話気になる展開があって、シンプルに次が気になる作品です。真白くんの注目ポイントとしては、話していないときの表情や目です。何かを訴えかけているわけじゃないのですが、彼自身の思いや考えが感じられると思うので、ぜひ注目して見ていただきたいです!
撮影=加藤翔/ヘア&メーク=遠藤一明/スタイリスト=小堀あさみ
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