鷲見玲奈「私もちょっと人を信じられなくなった(笑)」リリー「もう一度見返したい」 「LOVE CATCHER Japan」MC陣が最終回見どころ座談会

2024/01/27 12:00 配信

芸能一般 インタビュー 独占

男性MC陣はあもんに感情移入


――もし自分が参加者になったら、ラブとマネーどちらかきちんとキャッチできますか?

盛山 鷲見さんとか攪乱しそうですよね。きっと1日目とかに僕にキスしてきたりして(笑)。で、ラブだと思ってこっちは過ごしていたらマネーだったり…。

鷲見 そんな演技はできないですよ。でも、そうしちゃう子がいるのもわかる。女の子って結構ドライでリアリストなところがあるんで。ただ今回、参加するときに8日間で恋愛なんてできないと半信半疑で参加した人が多い気がするんですよ。なんで最初はマネーで。でも集まった人たちみんなカッコいいでしょ。「あれ? こんなイケメンが参加しているなんて聞いていない!」ってなってマネーからラブに変えたいと悩んだ人もいたんじゃないかな。きっともう少し一緒にいる期間が長かったら、また違った結果になっていたりして…。それくらい人の心って難しい気がします。

リリー 僕は男子チームの部屋でまったりしているのが楽しくなりそう。あそこ本当に癒やしの空間だったから。

木村 対して女子の部屋は怖かった…。♯5で(東夏輝に好意を持っている)みら(ヴァッツ美良)がひとみ(井上瞳)に「なつきくんと何を話したの?」みたいな会話をしていて…。あれは怖すぎでしょ。

鷲見 牽制の仕方もすごかった…。やっぱりこういうのは参加しないで見ている方がいいなと思いました。

――みなさんが感情移入した人物を教えてください。

木村 僕はあもん(大倉亞門)くん。割と木村昴も奥手なタイプで、最終的に恥ずかしいという気持ちが勝ってなかなか恋愛に発展しないので、すごく似ている。最高の友達になれるはず。

盛山 “すもん”(昴とあもん)なんや。

木村 そうそう(笑)。あもんくんと付き合ったら絶対に幸せになるだろうし楽しいと思うけど、半年後くらいには、楽しいだけじゃ物足りない…なんか言われちゃってさ。

リリー なんかめちゃくちゃ自分を重ねていた(笑)。

鷲見 でもちょっとわかる。その人と自分を重ねて、ここはこういう風に受け取られるんだとか、客観的に見られてすごく勉強になるというか。

盛山 僕も“ももん”(盛山とあもん)だけど、ともき(水野友貴)の女の子を独占しようとする感じはめっちゃわかる。昔、おそろいのアクセサリーを買ったこともあるし、車の中で手を繋いだりして二人だけの秘密を持ちたがったりするのもそうだよな~って(笑)。

リリー 僕はひとみ(井上瞳)ちゃん。なんかあの集団に溶け込めない感じにすごく共感して。つらいやろうなと思いました。ずっとがんばってほしいと思ったけど、♯6で脱落してしまった…。

井上 私はゆきの(海津雪乃)ちゃん。彼女もマネーだろうがラブだろうがどっちにしても大変な感じ。頑張って話しかけて感情を出している感じが素敵なんですが、それが逆に疑われたりして…。本当の気持ちは蓋を開けて見ないと分からないんだというのを知りました。

鷲見 この番組の面白いところは、応援したい人が毎回変わるんですよ。最初、みらとなつきのカップルを応援していたけど、途中からみらはあもんと結ばれてほしいと思ったりして。そして、最終的には人間って面白いと改めて思いました。今回、全体を通して考えると面白かったのはみさき。最終回でも光っています。この番組の功労者かも。そこまでやる?みたいなことをたくさん仕掛けていたので、そこに注目して見ると楽しめると思います。

“信じる”って難しいし、すごい力もいる

――応援した人はさまざまだったんですね。最後に最終回に向けて見どころや楽しみ方を教えてください。

盛山 恋愛番組は性質上、成就してほしいと思いながら見ると思いますが、今回はマネーキャッチャーを応援するのも面白いです。決して悪者はいないですから。かなりのテクニックを披露しているので、ゲームとして楽しんでいる姿を見てください。

井上 友達や気になる人とワイワイ盛り上がって見てほしいです。そして番組を通して、その人がどういう視点を持っているのか、どういう性格をしているか少し探ってみると面白いと思います。意外とその人の考え方などが見えてくる気がします。

リリー 最終回で誰がどうなるか、僕はもう知ってしまっていますがもう一度、全てを分かりつつ最初からみんなの行動を見たいと思いました。それくらい面白いので、みんなの表情、言動を逃さず見てください。

鷲見 予想をしながら推理小説を読んでいる感覚で楽しんでください。恋愛番組をあまり見ない人こそ見てほしいです。思い描いていたものとはきっと違って、沼ると思うので。あと、ABEMAなのでリアルタイムで見ればコメントを入れられるので、それを見ながら盛り上がってもいいかも。

盛山 そのコメントに感化されて、今までラブだと思っていたのに急に怪しいとか思ってしまいそう。

鷲見 それも楽しいかな。考察して楽しんでください。

木村 今回、最後まで見て思ったのは、“信じる”というのが一つのテーマになっているなと。愛しているからこその行動と信じるのはもちろん、信じさせて駆け引きをするところもある…。“信じる”って難しいし、すごい力もいると思いました。そうやってさまざまな感情が動くけど、見終わったらどこか清々しくなると思います。僕は明日からがんばろうと、エネルギーをもらいました!

盛山 かっこいいシーンもたくさんありますし、ぜひ楽しんでください!

取材・文=玉置晴子

撮影=阿部岳人