また同作を語るうえで欠かせないのが、映画「犯罪都市」やNetflix「イカゲーム」で知られるホ・ソンテが凶悪な詐欺師を怪演している点だ。迫力ある悪役の演技に定評のあるホ・ソンテは、大企業会社員から30代半ばにして俳優に転身し、強面のルックスを活かして多くの悪役で注目を集めてきた個性派俳優である。
“悪役のマエストロ”といわれるほど「世界的悪役」として名を馳せるホ・ソンテは、本作でチンピラから巨額詐欺師に上り詰める男を好演。欲望と絶望を弄ぶ人物を圧倒的存在感で演じ、史上最強の“巨悪”を表現した。
兵役期間を経て俳優としてより一層成長を遂げたチャン・グンソクとホ・ソンテを筆頭に、イ・エリヤ、パク・ミョンフン、イ・ソンウクといった実力派俳優陣が揃い踏みした「餌<ミッキ>」。美男を捨てた“プリンス”と本物以上に獰猛な“巨悪”が織りなす前代未聞の化学反応は、韓国ドラマファンならずとも目が離せない。
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