豪華な声優陣がスクリーンを彩る「屋根裏のラジャー」だが、現在オンライン動画配信サービス「Hulu」では、本作の企画立案から脚本づくり、そして映画が完成するまでを追ったメイキングドキュメンタリー「そして、屋根裏のラジャーは生まれた。~スタジオポノック、その喪失と創造~」を配信中。スタジオジブリで中核を担ったプロデューサー・西村氏と監督・百瀬義行氏に密着し、映画では決して描かれることのない“映画作りの舞台裏”を垣間見ることができる。
「子どもの頃に描いていた漫画がイマジナリーフレンドのようなものだ」と語る百瀬氏は、現実と空想の世界を絶妙に織り交ぜながら物語を紡いでいく。制作が継続困難になるほどのさまざまな問題に直面する中で、イギリスやフランス、アメリカなど世界各国のクリエイターたちと協力しながら乗り越えていくスタジオポノックの情熱には心を動かされるものがある。
そして、本ドキュメンタリーではラジャー役が寺田に決まった際の貴重な映像も収録。“いつかは忘れられる”という自分の存在に葛藤しながらも成長していくラジャーに、命が吹き込まれる瞬間も必見だ。
ちなみに、スタジオポノック作品の「メアリと魔女の花」と「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-」も、2月15日(木)までHuluで配信中。
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