その夜、「ソウルに写真展を見に行く」というジヌが訪れたカフェで殺人事件が発生。冒頭の事件同様に犯行には麻酔薬のケタミンが使われ、遺体はアキレス腱が切断され洗濯物のように干されていた。そのことから、ヨンウンは“連続殺人事件だ”と確信して、「捜査を僕に任せてください」と部長に直談判する。
ヨンジュは自身が担当する事件を“横取りされた”とヨンウンを非難し、そのやり方が納得できず地元のウジンに帰省、久しぶりにジンソンたちとの再会を果たす。
その頃検察庁では、捜査の結果、殺害の凶器に日本製の刺身包丁が使われていたことが判明。さらにミンギュの愛人が配信した動画内で、ミンギュが趣味の料理で日本製の刺身包丁を使っており、愛人にもプレゼントしたことが分かった。
さっそくヨンウンは動画に登場した包丁を分析すると、“傷口の深さや形と刃の形状が一致し凶器と同一のものだ”と断定された。ずっとミンギュを疑っていたヨンウンはこのことをヨンジュに知らせようとウジンへ向かい、“ソウルに戻ってチーム長として捜査に協力してほしい”と頼む。
しかし尋問で愛人が「刺身包丁をなくした」と話したことや、実際に包丁の盗難届も出されていたことから、捜査は再度難航してしまう。そんな中、ウジンでは連続殺人事件と同じ手口の“洗濯物に干されたような死体”が見つかるのだった――。
第1話では、早々に3つの殺人事件が発生するという衝撃の内容が描かれた。被害者の特徴は女性、ケタミンの使用、アキレス腱の切断、洗濯物を干すように遺棄…といった共通点があり、容疑者として挙げられたミンギュは明らかに怪しい挙動を見せたり、妻が亡くなっても特に悲しむ様子もなく愛人たちと豪遊を重ねていた。しかしこれは序盤で犯人と疑われるような人物を視聴者に印象付け、ミスリードを招いている可能性も考えられる。
また気になるのは、第2の事件現場となったカフェにジヌが出入りしていたこと。おそらく防犯カメラにも映ってしまっているので今後検察に目を付けられそうだが、そうなれば正直で猪突猛進タイプの兄・ジンソンが黙っていないだろう。
ジヌも家族を大切にする性格なので殺人など犯すことはないと信じたいが、“実はサイコパスだった”という可能性もゼロではない。明らかに怪しいミンギュか好青年のジヌか、はたまた今後別の人物が登場するのか、目が離せない展開になりそうだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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