篠田麻里子“綾香”と小池徹平“司馬”のえぐい不倫劇に「さすがに笑った」 最初からラストスパートな「離婚しない男」第1話

2024/01/21 20:04 配信

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反撃の第一歩は苦痛の「録画」


三砂は弁護士ではなく探偵と名乗り、「裕って呼んで、渉」と異様な近さで用件を告げる。「財田先生は勝てない戦いはしない…だけど確率が上がれば、その依頼を受けてくれる可能性はある」「渉は、戦うのをやめるの?」と強い熱意で、渉に“確率”を上げるための証拠を集めるよう指示するのだった。

そして、三砂自身も翌日には出掛けていく綾香の後を尾行する。案の定、例の男と会った綾香を「ドチャくそエモくなってきたー!」と謎のハイテンションで追いかける三砂だったが、その行先は渉らが住んでいるマンション。電話で状況を逐一報告される渉も「綾香が帰ってきたってこと?」と困惑するのだが、綾香は1人ではない。不倫相手の男とともに、2人でマンションへ入っていくのだ。

思い返せばついこの間、隣の部屋に荷物を搬入する作業員の姿を見ていた渉。とっさに部屋を飛び出すと、まさにニアピンで綾香と不倫相手が隣の部屋に入っていくところだった。大胆にも、一家が暮らす隣の部屋で不貞行為を働こうということらしい。

「なんでわざわざ隣の部屋を…」と崩れ落ちる渉をよそに、隣の部屋では「ショウタイムだ!」と興奮した様子の司馬。打ちのめされた様子の渉だったが、そこに三砂から「渉、いい?ベランダに出て、隣の部屋を撮影するんだ」と指示が。とんでもない命令に無理だと拒否する渉。しかし、「心寧ちゃんの親権を取るんだろ!」と叱咤(しった)されると、決意を秘めた顔で動き出す。

ベランダに出ても隣の部屋までは大きな柱がある。なんとか自撮り棒を使って伸ばしてみても、なかなか部屋の様子を撮影する角度までは遠い状態だ。その間にもいままさに情事にふける「マサトのをちょうだい」という綾香の声が聞こえて、(あいつ…マサトっていうのか~!)と内心で怒りが募る渉。そして、その動揺が伝わってしまったのか、手元を誤ってスマホを取り落としてしまう。スマホは墜落し、マンションの玄関へ。

やがて雨も降り出して来た。落下したスマホを回収しにマンションを出た渉を、三砂が「つらかったね」と労わる。「俺…残ってたんだ。綾香への愛情が」と泣き出した渉を抱きしめる三砂。だが彼の口から出てきた言葉は、安易な慰めではなかった。

「渉がやるべきことは…心寧ちゃんの親権を勝ち取ることだから。そのためなら、どんなつらい道も乗り越えよう」。厳しいようで温かい三砂の言葉に、渉は改めて決意する。「俺は絶対に…心寧の親権を取る…!」。

第1話からえぐいストーリーの同作に、SNSでは「いろいろと攻めてるドラマだな~」「キャスティングが尖り過ぎてて、それだけで見ちゃうわ…」「面白過ぎて家事が全然進まなかった」「エグい不倫劇なんだけど、ちょっとコメディチックなのがすごいバランス」といった声が集まっている。