<ゆびさきと恋々>「もっと もっと……」指先で気持ちを伝える雪、コインラインドリーでの逸臣とのやりとりに「尊い」の声

2024/01/21 20:15 配信

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テレビアニメ「ゆびさきと恋々」第3話より(C)森下suu・講談社/ゆびさきと恋々製作委員会

雪の「もっと仲良くなりたい」に逸臣は?


逸臣とエマの関係は気になるが、雪は自分は自分で頑張ることにした。しかし、その日からなかなか逸臣に会えず、4日後。雪は思い切って逸臣にメッセージを送ると、大学の近くにあるコインランドリーにいると返信が来る。

「もう スタート地点は過ぎた 走り出したから ふりむかない」

会いたい気持ちは止められず、雪が降る夜に家を飛び出す雪。道中、幼馴染の桜志(CV:大塚剛央)と遭遇するも、雪は彼の制止を振り切って逸臣のもとへと走った。

コインランドリーで雪と逸臣は互いの世界を共有する。旅行で訪れたクロアチアの通貨を逸臣からもらい、嬉しそうに眺める雪。そんな彼女から逸臣はいろんなパターンがある「かわいい」という意味の手話を教えてもらう。

「もっと」という単語も。もっともっと逸臣と仲良くなりたい。その気持ちを指先で積み重ねていく雪が愛おしく思えたのか、逸臣は彼女を自分のもとに引き寄せた。雪の耳元で囁いた「Du bist süß」は、ドイツ語で「かわいいね」という意味。もちろん、雪は気づいていないが、顔が近くて思わず照れる彼女の反応を楽しむかのように逸臣は笑う。

胸が張り裂けそうなほどに尊い2人のやりとりに、視聴者から「コインランドリーでの2人きりの時間、デートしてるのかってくらい甘かった」「キュンと尊いと色々しんどい…いい意味で」「指先から全身を使って懸命に気持ちを伝えようとする雪の姿に、訳も分からず泣いてしまった…この大切な想いを表す言葉が私には見つからない」といった感想が挙がった。

◆文=苫とり子