コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、リエリオトさんがTwitter上に投稿した漫画「美術室で女の子を匿う話。」だ。1月22日時点で5039いいねがつく反響が集まり、話題となっている。今回は作者のリエリオトさんに制作の背景を伺った。
美大を目指している主人公の男子高校生・黒木士郎は、放課後に美術室で1人デッサンをしていた。そこに急に現れた女子生徒。彼女から出た言葉は「私、追われているんです」だった。話を聞くと、進路希望の調査票を提出していないため、先生から追われていると彼女は説明する。『僕には関係のないことだ…』と士郎は思うが、彼女の顔を見ると涙していることに気づく。『何か事情がある』そう思い、士郎は彼女を匿うことにした。
彼女の名前は、七里桃虹。勉強も運動も苦手で先生が気にかけてくれるのが申し訳なさすぎて、先生から逃げているというのだ。「黒木くんは将来の夢とかあるの?」そう聞かれた士郎は、学校の美術の先生になりたいことを打ち明ける。それを聞いた桃虹は「私も黒木くんみたいにやりたいこと見つけられたらいいな…」と口にした。
自身も絵を描く楽しさを知る前にやりたいことが見つからず、その辛さが理解できた士郎。桃虹に「一度ここで描いてみませんか?」と絵を描くことを勧めた。桃虹は絵を描く際、『ちゃんと描かないと。ちゃんとしないと…』とつい緊張してしまう。その桃虹に向かって士郎はある言葉をかけた。
緊張が解けた桃虹はありのままに絵を描き、その仕上がりを絶賛する士郎。すると、思わず桃虹は泣き出してしまった。その理由とは……。
実際に漫画を読んだ人からは「誰かに認めてもらえるって心に響くんだと思い出しました」「尊い……」「あああ好きだ」「こういう展開好きです」「続きも読みたい」といった声があがっている。
今回は、漫画の作者・リエリオトさんに作品ができあがるまでの話を伺った。
――「美術室で女の子を匿う話。」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
この作品は2022年1月にジャンプ+さんでインディーズ連載を終えた後、作家活動を続けるために描いた読み切りとして描きました。
――「美術室で女の子を匿う話。」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
ヒロインの七里さんの顔を可愛く描こうと目などに拘りを持って当時は描いていました。
――「美術室で女の子を匿う話。」の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
挑戦することに怯える七里さんを黒木くんが励ましてあげるシーンが好きです。
――普段漫画を描く上で大切にしていることがあればお教えください。
こういう青春漫画描く上では温かみのある画風を心がけてます。
――リエリオトさんの今後の展望や目標をお教えください。
昨年「異種族ケアハウスソヨカゼ」という商業連載をさせてもらい漫画家としてのスタートラインに立てたので、ここからまたお仕事として漫画を連載目指したいです。
――最後にリエリオトさんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
これからも漫画を発信していき皆さんに楽しんでもらえるように筆を走らせますので応援よろしくお願いします!
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